ホワイトニングとは?歯を白くするホワイトニングを徹底解説!

ホワイトニングとは アイキャッチ




歯を白くする「ホワイトニング」について、歯医者さんに通院し、歯を白くしてもらうという何となくのイメージを持っている人は非常に多いです。

もちろんそれは間違ってはいないのですが、どのような方法で行うのかなど、きちんと知っている人は多くないでしょう。

そこで今回は歯を白くする「ホワイトニング」について、ホワイトニングとは?というところから、その施術方法や注意点など、ホワイトニングの基礎知識についてしっかりとご紹介していきます。

自分の歯の白くしたいと考えている方はこの記事を参考に、ぜひホワイトニングに関しての知識を付け、ホワイトニングを検討する材料にしてください!

0.そもそもどうして歯の色が変わるの?

そもそも歯が黄色くなってしまう大きな原因としては、加齢によって歯の内部が透けて変色してしまうパターンと、飲食物に含まれる色素が定着してしまい変色してしまうパターンがあります。

歯が黄色くなる2つの原因

加齢による歯の変色も、飲食物による歯の変色も、積み重なった結果です。

このような変色をもとに戻すためには歯磨きなどでは時間がかかりますし、効果が弱い場合もあるため、ホワイトニングを行い歯を白くしているという人も少なくありません。

ちなみに、歯の黒ずみや着色の原因、対策はこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
「歯が黒ずむ8つの原因と対策・黒ずみを予防する4つのポイントとは」
「歯の着色汚れには原因がある!着色汚れの原因と対策を知ろう!」

1.ホワイトニングとは?

ホワイトニングとは歯を削ったり被せたりすることなく、歯の明度を上げ白くしていくことを意味します。

通常の歯磨きや歯科医院で行うクリーニングと違い、歯の白さを歯本来の白さ以上に白くすることができるため、審美歯科として近年、人気が高まってきています。

ホワイトニングの効果

ホワイトニングでは「過酸化水素」や「過酸化尿素」などを含んだホワイトニング薬剤を使用し、歯の汚れを除去していきます。

ちなみに過酸化水素や過酸化尿素は歯科医師や歯科衛生士などの資格を持った人にしか扱えない薬剤ではありますが、その効果も高く、しっかりと歯を白くすることができます。

2.ホワイトニングの種類

ホワイトニングには下記の4種類の方法があります。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • セルフホワイトニング

この4つの違いとしては、「施術者が自分か、有資格者か」「施術場所が自宅か、専門の医院か」等が挙げられます。

また、それぞれかかる費用や効果の程も違い、どの方法があっているのかなどは個人の状況やどのくらい白くなりたいかなどによっても左右されます。

それでは次に、一つずつ詳しくご紹介していきます。

3.ホワイトニングの特徴

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングの値段と特徴

オフィスホワイトニングとは歯科医院にて、歯科医師・歯科衛生士に施術してもらうホワイトニング方法です。

特徴としては、歯科医師や歯科衛生士などの有資格者にしか扱えない薬剤を使用しホワイトニングを行う事ができるので、歯が白くなるまでのスピードは速いです。

その反面、白さの持続期間は約3ヶ月~6ヶ月程となっており、ホワイトニングを辞めてしまうと歯は元の状態に戻ってしまうため、白さをキープしたいという方は継続的にホワイトニングを行っていく必要があります。

歯科医院を訪れ有資格者に施術を行ってもらう分、費用の方もそれなりにかかってきてしまい、相場としては約10,000円~70,000円程となっています。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングの値段と特徴

ホームホワイトニングは歯科医院で、マウスピースを作成、薬剤を処方してもらい、自宅にて自らの手で施術を行うホワイトニング方法です。

特徴として、オフィスホワイトニングのような即効性はなく、ゆっくりと白くなっていくため時間はかかりますが、歯の白さの持続期間は約1年程と、ホワイトニングの中でもかなり長い期間となっております。

また施術自体もマウスピースに薬剤を注入し、約2時間つけるという簡単なものなので、忙しい人にはかなりおすすめの方法です。

かかる費用もオフィスホワイトニングよりは安く、約15,000円~40,000円程となっています。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングの値段と特徴

デュアルホワイトニングは、先にご紹介した「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を両方同時に行うホワイトニング方法です。

併用する分、費用は掛かってしまいますが、その効果は大きく、オフィスホワイトニングの特徴でもある即効性とホームホワイトニングの特徴である持続性のどちらも得ることができます。

そのため、お金や時間がかかってもいいからかなりしっかり白くしたい!という方にはおすすめのホワイトニング方法です。

かかる費用の相場は約50,000円~80,000円程ですが、歯科医院によっては併用することで割引が使えるところもあるので、実際にデュアルホワイトニングを行う際は割引についても確認しましょう。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングの値段と特徴

セルフホワイトニングは歯科医院等の有資格者がいる場所ではなく、ホワイトニング専門店やエステサロン等の有資格者がいない施設でホワイトニングを行う方法です。

有資格者がいないので、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで使用するようなホワイトニング薬剤を使用することができないため、ホワイトニングジェルやLEDライトを使用した方法になります。

また、資格を持たない人が口に手を入れるのは違法となってしまうため、患者さんが自身ですべての施術を行う必要があります。

その分、ホワイトニングの中でも費用はかなり安く、相場として約2,000円~5,000円程ですので、若年層を中心に人気が高まってきています。

4種類のホワイトニングをご紹介しましたが、注意点もあります。

4.ホワイトニングの注意点

ホワイトニングの注意点としては下記の2つがあります。

  • ホワイトニングを受けられない人がいる
  • 審美目的なので健康保険が適用されない

ホワイトニングを受けられない人がいる

ホワイトニングを受けられない人は下記のような人です。

ホワイトニングを受けられない人
ホワイトニングに使われる薬剤には「過酸化水素」や「過酸化尿素」などが含まれているのですが、この成分が妊娠中の方にとって影響があるかどうかの研究がまだ進んでいないため、妊娠中の方はホワイトニングを行う事はできません。

また、無カタラーゼ症とはカタラーゼ酵素を持っていない方の事で、カタラーゼ酵素は「過酸化水素」を分解する働きがあるのですが、無カタラーゼ症の方は「過酸化水素」を分解することができないため、ホワイトニングを受けることはできません。

また、虫歯や歯周病の方はホワイトニングを行った際、しみてしまう可能性があるので、治療を行い、治してからホワイトニングを受けることができます。

ホワイトニングは審美目的なので健康保険が適用されない

歯を白くすることは、命にかかわるような治療ではなく、「見た目の改善」を目的とした治療にあたるため、健康保険の適用外となってしまいます。

そのため、ホワイトニングにかかる費用に関しては、歯科医院が自由に決めることができます。

ですので、かかる費用が高いから良い仕事をしてくれる、というわけではないので、実際にホワイトニングを受ける際はいくつかの歯科医院の値段や施術内容を比較するほうが良いでしょう。

5.その他のホワイトニング方法

その他のホワイトニング方法として、下記のようなものが挙げられます。

  • ホワイトニング歯磨き粉を使用する
  • ホワイトニングジェルを使用する

これらは自宅で行う歯磨き等でホワイトニングを行う方法で、歯科医院で行われるホワイトニング程の効果はありませんが、まだ定着していない着色汚れを落とし、歯を白くしてくれる効果があります。

中でも薬局やドラッグストアで販売されているものもありますので、お金をかけたくない方や、手軽に試してみたいという方は下記記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
「毎日の歯磨きでホワイトニングを!ホワイトニング歯磨き粉とは?」

6.まとめ

今回、この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • ホワイトニングとは歯を削ったり被せたりすることなく、歯を白くすること
  • ホワイトニングには4種類の方法がある
  • 保険適用外のため、ホワイトニングを受ける場合は近くの歯科医院に問い合わせる

生活習慣や費用感によって、どのホワイトニングが最適なのかは異なりますし、どのくらい歯を白くしたいのかによっても、選択肢は変わってくると思います。

そのため、ホワイトニングを考えている方は一度、お近くの歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか?