インビザラインのリファインメントとは?概要や費用、口コミを紹介




インビザラインは基本的に長い治療期間がかかることをご存じでしょうか?

もちろん治療期間は症例によって個人差はありますが、およそ2年程と言われています。

ただし、これはあくまでも順調に治療が進めばの話で、インビザラインには「リファインメント」と呼ばれる、アライナーの追加が必要な場合もあります。

「どれくらいの枚数、アライナーが追加されるんだろう…」
「リファインメントになったら、お金がまたかかるのかな…」

など、疑問に思っている人も少なくないと思います。

そこで今回は、インビザラインのリファインメントについて、その概要やリファインメントが必要なケース、アライナーの追加枚数、リファインメントの際の費用についてなどをご紹介していきます。

リファインメント自体は珍しいことではありませんので、現在インビザラインで治療を行っている方は、ぜひこの記事を参考に、リファインメントについてを学んでみてください。

1.インビザラインのリファインメントとは?

インビザラインの治療途中でアライナーが追加される事があるのですが、これを「リファインメント」と呼びます。

インビザラインでの矯正を行う際、通常は治療を開始する前にコンピューターで歯型を取り、そこからどのように動いていくのかを計測するために3Dシミュレーションを作成、そこから歯科医師が治療計画を立てます。

しかし、それはあくまで計画ですので、歯の動き方によっては計画通りにいかない場合もあり、その際、しっかりと歯が動いていないと歯科医師の人が判断した時にリファインメントを行います。

リファインメントが必要だと医師が判断

その為、リファインメントは歯科医師が必要であると判断した場合のみ、行われます。

2.リファインメントが必要なケースとは

リファインメントが必要なケースは、治療計画通りに歯が動いていない場合です。

歯がうまく動かない原因としては、アライナーの装着時間の不足や、アライナーが変形していた等、様々なものが原因として考えられます。

しかし、どのような原因であっても、計画通りに歯が動いていないと歯科医師に判断された場合にはリファインメントを行う可能性は高いです。

アライナーを追加して歯列をさらに整える

リファインメントによって追加されるアライナーの枚数にはどのくらい歯を動かす必要があるかなどの個人差はありますが、平均で15枚~30枚程度追加されます。

アライナーの交換頻度が2週間だとすると、1回のリファインメントでおよそ7ヶ月~14ヶ月ほどの期間が延びる計算になります。

リファインメントで伸びる期間

もちろん、症例によってはリファインメントによって追加されるアライナーの枚数がもっと少ない場合もありますし、交換の周期も2週間ではなく1週間という場合もあるため、全員が当てはまるわけではありません。

ただし、リファインメント回数は1回で終わらず、2回目、3回目とリファインメントする場合もありますし、追加で注文したアライナーが届くまでの期間(ウェイティング期間)もありますので、さらに治療期間が延びてしまう場合もあります。

複数回のリファインメントとウェイティング期間

そもそもインビザラインはどれくらいの治療期間がかかるのか知りたい!という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
「インビザライン治療にかかる期間は?その理由と早めるコツをご紹介」

3.リファインメントの際にかかる費用について

通常のインビザラインであれば、リファインメントによって追加で料金がかかるということはありません。

そもそも、インビザライン治療を申し込む際に、リファインメントで追加されるアライナー込みでの値段を提示している歯科医院も多く、また、リファインメント回数にも制限を設けていないという歯科医院も多いです。

そのため、患者さん側からしても、「せっかく長い時間をかけて矯正治療をするのだから、希望通りの歯列にしたい」と考える人も多く、自らリファインメントを申し出るというケースもあります。

リファインメントには追加費用も回数制限もない

ただし、上記は通常のインビザラインでの話であり、アライナーの枚数に制限がある「インビザライン・ライト」や「インビザライン・i7」の場合は、リファインメント回数に制限がある場合があります。

その為、インビザライン・ライトやインビザライン・i7で矯正を行うという方は治療を受ける前にリファインメントの回数や金額などを歯科医院に問い合わせてみるのが良いでしょう。

インビザラインにかかる費用は別の記事でもご紹介していますので、興味があれば参考にしてみてください。
「インビザラインにかかる費用|矯正治療の相場を比較してみました!」

4.リファインメントを行った人のブログ3選

ここでは、インビザラインを行ったという人の中で、実際にリファインメントをした人のブログをいくつかご紹介します。

今回ご紹介するブログには以下のようなものがあります。

  • 30代OLのインビザライン日記 ビザ子矯正中
  • インビザライン、やってみるか!
  • 大宮SHIN矯正歯科ブログ

30代OLのインビザライン日記 ビザ子矯正中

30代OLのインビザライン日記! 公式サイトはこちら

インビザラインのブログで長く更新しており、文章も面白いブログです。

ボタンをクリックすると記事が表示されるのですが、この日にリファインメントを決意したため、再度歯型のスキャンから矯正治療を始めています。

リファインメントによってどれくらいの枚数が追加されたのかは明言されていませんが、初めてのリファインメントから1年以上経過してもなお治療を続けているようですので、リファインメントを複数行ったのだと考えられます。

リファインメントによって治療期間は伸びましたが、その後にアライナーの交換サイクルが短くなったりと、どのような治療を行っているのかを楽しみながら見ていくことができますので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?

インビザライン、やってみるか!

インビザライン、やってみるか 公式サイトはこちら

複数回のリファインメントを終え、現在はリテーナーで保定を行っている30代の女性のブログです。

上のボタンを押すと表示される記事は初めてリファインメントを行った際の記事で、初めてのリファインメントによる追加アライナーの枚数は9枚程のようです。

この方も複数回のリファインメントを行い、リテーナーに入る前、純粋にインビザラインの治療のみにかかった期間はおよそ500日前後、およそ1年と4~5ヶ月ほどです。

更新頻度は頻繁ではありませんが、現在でも月に数回更新されているため、こちらのブログもインビザライン矯正の参考にしてみてください。

大宮SHIN矯正歯科ブログ

大宮SNIN矯正歯科 公式サイトはこちら

このブログは歯医者さんが公式サイトで更新しているブログになります。

ここで働く歯科衛生士の方が実際に自分の医院でリファインメントを行っているときの様子が書かれているブログです。

この方は、1回目のリファインメントで追加されたアライナーの枚数が43枚、その次が12枚という事でした。

ブログにはリファインメントの流れや、リファインメントによってどんなことが変わるのかなどが詳しく書いてありますので、リファインメントについて実際の歯科医院ではどのような感じなのかを知りたい方はぜひ見てみてください。

インビザラインのブログに関してはこちらの記事でもご紹介していますので、興味があれば見てみてください。
「おすすめのインビザラインブログ10選!困ったらこのブログを見よ!」

5.リファインメントをせずに治療を進めるために

リファインメントを行わずに治療を進めるためには下記ポイントを意識して治療を進めていきましょう。

  • アライナーの装着時間をきちんと守る
  • ゴムかけやアタッチメントをなるべく行う

アライナーの装着時間をきちんと守る

なるべく歯が計画通りに移動するようにアライナーの装着時間をきちんと守りましょう。

インビザラインの一番難しいところは、しっかり装着時間を管理しなくてはならないという点です。

アライナーは毎日20時間以上の装着が推奨されており、基本的には食事や歯磨きの時以外はいつでも装着していなければいけません。

しかし、急な外食や、イベントなどどうしても外しておかなければならないという時もあるかもしれませんので、そういった際でもきちんと時間管理ができなければいけません。

装着時間を守らないと、治療の遅れやリファインメントに繋がる

その為、普段からどのくらい装着したのかを管理し、装着できるときはきちんと時間を守って装着することで、歯を計画通りに動かすことができる可能性が高くなります。

ゴムかけやアタッチメントをなるべく行う

インビザラインをサポートする装置として顎間ゴムやアタッチメントなどがありますが、これらのサポート装置をしっかりと装着することで、歯を計画通りに動かせる可能性が高くなります。

そもそも、インビザラインはアライナー単体で治療を行うことは少なく、治療の際には顎間ゴムやアタッチメント、あるいはその両方を使用して治療を進めていくことが多いです。

しかし、ゴムやアタッチメントは前歯部分に装着すると目立ってしまうことから、それらを前歯部分に使用せずに治療を進めたいという方も少なくありません。

前歯の部分の装着拒否

もちろん、前歯の部分に顎間ゴムやアタッチメントを装着しなくてもインビザラインによる矯正は可能ですが、装着しない分、治療が遅れたり歯が計画通りに動かないというケースもあります。

その為、ゴムやアタッチメントに関してはなるべく装着し、治療を進めていくことで、歯がしっかりと動いてくれる可能性もあります。

顎間ゴムやアタッチメントに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみて下さい。
「インビザラインにゴムは不可欠!?その役割やポイントまとめ」
「インビザラインのアタッチメント|基礎知識や効果、痛みについて」

注意点として、上記でご紹介した方法はあくまで治療を円滑に進めるための方法ですので、ご紹介したポイントをしっかり守ってもリファインメントを行う場合もあります。

6.まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • アライナーが追加になることをリファインメントと呼ぶ
  • 歯が治療計画通りに動かなかった場合リファインメントが発生し、それは珍しい事ではない
  • リファインメントで新たに費用が掛かるケースは少ない(歯科医院に確認すべし)

リファインメントによって治療期間が長くなり、大変だとは思いますが、どうせやるなら希望通りの歯列で治療を終えたいですよね!

ですので、現在インビザラインで治療を行っている人は、今回ご紹介した内容を参考に、ぜひリファインメントについて考えてみてはいかがでしょうか。