インビザラインにかかる費用|矯正治療の相場を比較してみました!

インビザライン 費用 アイキャッチ




医療にかかるお金なんて、安ければ安いに越したことはないですよね?

もちろんそれは、きちんと治療をしてもらえるという前提ですが、たくさんお金を使いたいと思う人は少ないかと思います。

インビザラインで考えると、命に関わる治療ではないので尚のこと、安く済ませたいですよね…!

しかし、インビザラインは受ける治療機関によって値段が違うため、どこがお得なのかが非常にわかりにくいです。

そこで今回は、インビザラインにかかる費用の相場と、インビザライン以外の矯正治療にかかる相場との比較、さらにはお得に治療をうける方法などをご紹介します!

この記事でご紹介する費用の相場を参考に、ぜひお近くの医療機関と比較し、その値段がどうなのかという検討の材料にしてもられたらうれしいです!

1.インビザラインの費用の相場

インビザラインにかかる費用の相場としては以下のようになります。

費用の相場

例えば前歯だけの部分矯正であったり、歯の移動量が少ない軽度の矯正である場合は比較的安い費用で治療を受けることができます。

ただ、一般的な全部位の矯正(フル矯正)や、歯並びが矯正しづらいような状態にある場合の矯正などにはかなりの費用が掛かってしまいます。

この他にもクリニックによってはカウンセリング費用や検査費用、保定装置費用など、別途で費用が掛かってくる場合もあります。

その部分もクリニックが自由に決められる部分ですので、事前にいくらかかるのかと、上記でご紹介した相場とどのくらいの差があるのかを調べておいた方がいいでしょう。

2.その他の矯正治療との相場比較

その他の矯正治療との費用には下記のような差があります。

その他の矯正治療の相場

インビザラインの方がストレスも少なく、自由に矯正治療を行う事ができますが、症状を選ぶと共に、歯の向きや大きく歯を動かすという点においてはワイヤー矯正の方が優れています。

そのため、ワイヤー矯正の方がインビザラインよりもすこし高額な費用となってしまいます。

また、インビザライン以外のマウスピースで矯正を行う場合、クリニックにもよりますがインビザラインよりは安い費用で治療を受けることができます。

しかし、インビザラインと違い、歯が動くたびに歯型を採取する必要があり、通院回数が増えることがデメリットとなります。

3.インビザラインは保険が適用されるの?

結論から言うと、インビザラインには保険は適用されません。

審美目的で行う矯正治療の場合、命に関わる治療ではないため保険は適用されないのです。

しかし、全ての矯正治療が保険適用外というわけではなく、例えば国が認める先天疾患を要因とする矯正治療においては健康保険が適用されます。

国が定める先天疾患

また、上記の疾患であっても厚生労働省が指定する医療機関で治療を受ける必要があり、矯正装置の指定などもあります。

現状ではインビザラインは国が指定する矯正装置ではありませんので、健康保険は適用されませんが、矯正治療が普及し一般化すれば、健康保険が適用される可能性も出てくるのではないでしょうか。

4.インビザライン矯正をお得に受ける方法

医療費控除という制度を使う事で、インビザライン矯正をお得に受けることができます。

医療費控除とは1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上(年収によっては10万円以下)の医療費を支払った場合、かかった医療費と総所得金額に応じて所得税が減額される制度です。

医療費控除

「医療費」に含まれるものとしては以下のものがあります。

  • 検査料
  • 施術料
  • 通院までの交通費
  • 薬にかかった費用

これらの領収書や明細を保管し、税務署に申告することで所得税を還付してもらえます。

還付される金額は下記の計算式で出すことができます。

医療費控除の計算方法

注意点として、会社に勤めているサラリーマンの方は通常、会社で年末調整を行ってもらえるので、確定申告をする必要はありませんが、医療費控除は年末調整の対象外となるため、控除を受けるために自分で確定申告を行う必要があります。

ですので、インビザラインを受ける際は自分で確定申告を行うことで、医療費控除を受けることができます。

5.オプション費用に関して

インビザラインにはマウスピース以外にも、チューイーやリテーナーなどのオプションとして費用が発生する場合があります。

もちろん、これも歯科医院によって値段が変わってきますし、オプションにかかるお金を含めた費用としてホームページに記載されていたり、オプションが無料でついてくるプラン制をとっている歯科医院もあるかもしれません。

その為、オプションに関してはどのような仕組みになっているのかも、念のため歯科医院に問い合わせておいた方が良いでしょう。

リテーナーにかかる費用に関してはこちらでも説明しておりますので、参考にしてみてください。
「インビザラインとリテーナーの違いとは?保定に使うリテーナー」

6.まとめ

今回この記事でご紹介した事をまとめると以下のようになります。

  • インビザラインの相場は標準の治療で平均80万円
  • 他の矯正治療と比べるとワイヤーの方が少し高額になる
  • 治療費用を安くするのであれば医療費控除を使用する

インビザラインは決して安い治療費用ではありませんが、歯を気にせずに笑えるのはうれしいですよね!

ぜひこの記事でご紹介した相場を参考に、検討しているクリニックはどうなのかを判断していただけたらと思います!

ちなみに、部分矯正をしたいときに使用するインビザライン、「インビザライン・ライト」についての相場もこちらの記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「インビザライン・ライトにかかる費用は?お金についてを徹底解説!」