インビザラインでの矯正を後悔する5つの理由とその対策をご紹介!




生きていれば、あの時こうしておけばよかった…という後悔の一つくらいはあるかと思います。

インビザライン自体は、とても良い矯正方法だとは思いますが、非常に多くの人がインビザラインを使い矯正を行っているので、その中には後悔しているという人もいるでしょう。

ただ、できればインビザラインで後悔したくないという人が圧倒的に多いと思います。

そこで今回は、インビザライン矯正を行う上で、後悔する5つの理由と、実際に後悔している人の失敗談、そしてインビザラインで後悔しないための対策をご紹介していきます。

特に、これからインビザラインで矯正しようと考えている人は、この記事を参考にして、後悔の無い治療を行ってもらえればと思います。

1.インビザラインで後悔する5つの理由

インビザラインで後悔する場合、以下の5つの理由が考えられます。

  • 装着時間の管理
  • 顎間ゴムやアタッチメント
  • 外食の際の着脱
  • 歯科医院や医師への信頼
  • 治療期間が延びる

それでは一つずつご紹介していきます。

装着時間の管理

インビザラインは基本的に毎日20時間以上の装着が推奨されていますが、その時間の管理が面倒で後悔しているという人がいます。

インビザラインは着脱が自由にできる矯正装置ですので、いつでも取り外す事ができますが、20時間以上という装着時間を守らなければ、うまく歯が動かない可能性があります。

サボると治療がうまくいかない

何の予定もない日であれば問題ないかもしれませんが、例えば外食や飲み会などでマウスピースを外し、そのまま装着するのを忘れてしまった場合、自分がどれくらいの時間外していたのか、どれくらいの時間装着できたのかを確認する必要があります。

それを毎日繰り返していると、自己管理が苦手な人にとっては矯正装置を装着しっぱなしのワイヤー矯正の方が楽だったかも…と後悔してしまいます。

時間の管理でインビザラインを後悔

もちろん、ワイヤーはワイヤーで自由に着脱ができない分、食事の際に食べ物がワイヤーに引っ掛かってストレスになったり、歯磨きがしづらかったりとストレスを感じる部分があるため、後悔しないとは言い切れません。

インビザラインとワイヤー矯正に関してはこちらの記事で比較していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
「インビザラインとワイヤーを比較!初心者でもわかる2つの違い」

顎間ゴムやアタッチメント

インビザライン矯正において、治療をサポートする役割で顎間ゴムやアタッチメントを装着することがありますが、それが目立ってしまい、後悔してしまうというケースがあります。

顎間ゴムやアタッチメントは症例によって装着場所や装着個数が変わってくるため、人によっては目立たない場所に装着することもあります。

しかし、例えば前歯などに装着することになった場合、インビザラインが透明でもゴムやアタッチメントによって他人に気づかれてしまう可能性があります。

前歯の部分に装着すると他人に見つかる

その際に、「ワイヤーを歯の裏側に装着する裏側矯正ならこんなことなかったのにな…」と後悔してしまう事があるようです。

外食の際の着脱

外食の際に取り外すのが面倒でインビザラインを後悔するというケースがあります。

インビザラインは飲食の際に毎回取り外し必要があるのですが、外食する際には矯正している事を人に気づかれないように、トイレでこっそりと着脱する人は非常に多いです。

また、食事をした後は歯磨きを行い、綺麗な状態で再装着する事が推奨されていますが、外食の際は歯磨きなどはできない為、家に帰ってすぐに歯磨きを行うという人が多いです。

外食前に外し、外食後は歯磨き

着脱にはコツが必要で、特にインビザラインを始めたばかりという人にとってはこっそり着脱するのも一苦労だと思います。

そういった点で、いちいち取り外すのが面倒だしインビザラインなんてやらなきゃ良かったなと後悔する人もいるようです。

インビザラインの飲食について詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
「インビザラインを装着したままの食事はNG!その理由とリスク」
「インビザライン中の飲み物はどうする?飲んでも良い物と悪い物」

歯科医院や医師への信頼

自身で選んだ歯科医院、もしくはそこに所属している歯科医師への不信感が募り、インビザラインなんてやめておけばよかったと後悔するケースもあります。

インビザラインは歯科医院で治療を受ける旨を伝え、基本的には定期的に歯科医院で経過を見てもらいながら進めていく矯正治療法です。

しかし、歯科医院が遠い、混んでいるというような理由だったり、医師がしっかりと説明してくれない等の理由で不信感を抱いてしまうケースがあります。

歯科医院や歯科医師に不満を持つ理由

通うのが嫌だという気持ちになってしまうと、自然にインビザラインへのモチベーションも下がってきますし、せっかく時間やお金を使って矯正を行っても、治療が続かなくなってしまい、インビザラインなんてやめておけばよかったという気持ちになってしまいます。

治療期間が延びる

治療前に提示された治療期間内で矯正が終わらず、大幅に期間が延長され後悔してしまうというケースがあります。

そもそも、インビザラインは治療前に歯型を取り、その歯型がどのように綺麗な歯列になっていくのかを3Dシミュレーションで見ることができ、その際に何枚のマウスピースを使い、どれくらいの期間が必要なのかが分かります。

しかし、インビザラインでは治療中に歯が当初の予定通り動かず、マウスピースを追加(リファインメント)し治療を延長することがあります。

その際に追加されたマウスピース数やそれに応じた期間を、再度矯正に費やすため、もうすぐ終わると思っていた段階で期間を延長され後悔したという人もいます。

治療の延長

また、インビザライン治療後には、保定という期間があり、最低でもインビザライン治療に費やした期間と同じくらいの期間、リテーナーという装置を装着して過ごさなければいけません。

リテーナーに関してはいろいろな種類がありますが、インビザラインのようなマウスピース矯正であれば、マウスピースタイプのリテーナーを使用することが多いです。

つまり、インビザライン治療が終わったあと、また同じ期間、マウスピースを使用して保定を行っていく必要があります。

インビザラインと保定の期間

このように、長い期間かかるのが矯正治療なのですが、医師の説明不足だったり、保定に関してを忘れてしまっていたため、「まだまだ長い期間、マウスピースを装着しなければならないのか」と感じてしまう人もいます。

マウスピースの追加や保定に関しては別記事でご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
「インビザラインのリファインメントとは?概要や費用、口コミを紹介」
「インビザライン治療後の「保定」を徹底解説!概要や期間、費用は?」

以上の5つの理由で、インビザライン矯正を始めた事を後悔してしまう人がいます。

2.インビザラインで後悔してしまった失敗談

ここではインビザラインを後悔している失敗談をいくつかご紹介していきます。

インビザライン矯正について
5月半ばにカウンセリングをし、6月末から付け始めました。いまマウスピース2つ目です。
正直今すぐやめたいです。
というより裏側矯正にすればよかったと心底後悔しています。
外食する機会が多くとにかくめんどくさい。
アタッチメントが目立ってしまい、裏側矯正の方がばれにくいということに今更気が付いた。
一年で終わると言われてますが、リテーナー含めたらこの生活をあと2.3年することが考えられません。
インビザラインを勧めてきた医師にも不信感です。メリットが1つもわからないのです。
引用:Yahoo!知恵袋

インビザライン6つ目です。
初めは頑張って18〜20時間つけていたのですが、めんどくさくなってきました。
ここ2週間ほど毎日10時間ほどしか付けられていません。
ちなみにいまの1つ前のリテーナーからサボり癖が出てきてしまい、10時間以上外してしまった日が2.3日あったのですが、新しいリテーナーに交換しても普通にはまったのでそのまま2週間で交換してしまいました。
仕上がりがガタガタになったらどうしようと今更不安に駆られていて本当後悔しています。
引用:Yahoo!知恵袋

最初に予定していた枚数が全て終了したのですが、まだ少しだけガタツキがあったので、やり直しをすることにしました。
最初のアタッチメントを取って新しく付けてもらったのですが、今までついていなかった前歯についており、数も増えていてびっくりしました。
最初より揃っているのにアタッチメントが増えるなんて事があるのでしょうか・・・
その点はまだしも、アライナーの枚数が最初より増えていて更にびっくりしました。
先生もそんなに長引かないといっていてもうすぐ終わると思っていたのでショックです。
引用:Yahoo!知恵袋

酔っ払って帰ってくるとついつい外したまま寝てしまい、気付いたら10時間近く外してしまってた!なんてこともたまーにあります。
こんなんで良くなるのか心配です。。
いますぐワイヤー矯正に変えたいくらいですが、お金の都合上難しいのが現状です。
また、外食時や酔っ払った時以外は1日20時間前後はちゃんと付けています。
たまに付け忘れて寝てしまった時が後悔が押し寄せてきてしんどいです。自業自得なのですが、、
引用:Yahoo!知恵袋

歯列矯正歯科を決める時、1件目「出っ歯でも非抜歯インビザラインで大丈夫大丈夫〜最近はみんなこれよ」って言われて悩んだけど、出っ歯非抜歯インビザラインのデメリットを全然教えてくれなかったた。2件目で先生がしっかり教えてくれて良かった。今は抜歯ワイヤーで後悔はしていないよー
引用:Twitter

上記でご紹介しているのはほんの一部ですが、1章でご紹介した理由や、もちろんそれ以外の理由でインビザラインを後悔しているという人は少なくないです。。。

3.インビザラインで後悔しないための対策

インビザラインで後悔しないための対策として、以下の3つがあげられます。

  • 時間の管理方法
  • 顎間ゴムやアタッチメントについて相談する
  • 歯科医院をきちんと選ぶ

それでは一つずつご紹介していきます。

時間の管理方法

インビザラインの時間を管理する方法として、スマホのアプリを使って時間を管理することができます。

便利なアプリとして、「TrayMinder Aligner Tracker」というアプリがあります。

TrayMinder Aligner Tracker

このアプリはタイマーはもちろん、カレンダーや写真保存機能も付いています。

その為、過去の装着時間や写真などを振り返ることはもちろん、次のマウスピース交換日や来院日のメモ、さらにはマウスピースの番号ごとに治療計画の変更などの可能なため、治療計画に応じてすぐにカスタマイズすることができます。

このアプリを使えばスマホですぐに記録ができるため、管理も非常に楽になります。

このように、マウスピースの時間の管理方法を工夫し、しっかりと装着している日にちを増やしていくことで、治療計画とのズレを無くし、問題なく治療を進めることができます。

顎間ゴムやアタッチメントについて相談する

顎間ゴムやアタッチメントを装着する際に、歯科医師と相談し、審美性を妨げる場所への装着を回避することができるかどうかを相談してみましょう。

もちろん、顎間ゴムやアタッチメントはしっかりと装着する事で治療を円滑に進めてくれる効果がありますが、極論を言えば装着しなくてもインビザライン治療を行うことは可能です。

しかし、顎間ゴムやアタッチメントを装着しなければ、余計に治療期間が延びてしまったり、完璧な仕上がりにならない可能性もあります。

その為、前歯等の審美性に問題がある部分に関しては装着せず、それ以外の部分はしっかりと装着することで、なるべく治療計画を妨げる事無く、審美性も守ることができます。

顎間ゴムとアタッチメントは医師の相談が必要

しかし、自身の判断で勝手に装着をやめてしまうと、治療計画とのズレが起き、マウスピースが追加されてしまう可能性もありますので、まずは歯科医師に相談して、納得の上で治療を進めていきましょう。

歯科医院をきちんと選ぶ

歯科医院や歯科医師をしっかりと見定め、信頼できる歯科医院でインビザラインを行うことで、インビザラインを後悔せずに進めていくことができる可能性があります。

歯科医院や歯科医師を選ぶポイントとしては歯科医院のHPや口コミなどをチェックしましょう。

具体的に言えば、歯科医院・歯科医師がどのような資格を持っているか、どのような症例を扱ってきたか、口コミにどのようなことが書いてあるかをチェックします。

歯科医院の判断基準

資格に関しては、認定医や専門医、指導医、などいくつか種類があり、所属する学会によってその基準が定められているため、その歯科医師がどのくらいの技術を持っている人なのかが分かります。

症例数に関しては、インビザラインドクターに送られる世界共通の7つのランクがあり、そのランクのどの部分に属するかで症例数を把握することができますし、実際にHPに症例をあげているクリニックもあるので、自身と似た症例があるかどうかを見ます。

インビザラインドクターの7つのランク

口コミに関しては、高評価や低評価などの、どのような評価が多いのかというところや、実際に良い口コミと悪い口コミを両方覗いてみるのが良いでしょう。

ただし、口コミに関してはあえて貶めているものや、無理やり良いと言っているものもあり、その信頼性は確実なものとは言えない口コミもありますので、あくまで参考程度にしておくのが良いでしょう。

歯科医院の選び方に関してはこちらの記事でも詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
「インビザラインの専門医とは?信頼できる歯科医院を選ぶための資格」
「インビザラインのHPや口コミで絶対にチェックしておきたい4つの事」

以上の3つがインビザラインで後悔しないための対策になります。

4.まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • インビザラインで後悔する理由はマウスピース着脱の管理や審美性の認識の違いなどがある
  • 後悔しないための対策として時間の管理方法の変更や審美性について医師とのすり合わせがある
  • もしも不安があるようなら、歯科医師と相談し、ワイヤー矯正とどちらが良いのか比較検討する

矯正治療自体にかかるお金や時間や決して安いものとは言えないかもしれません。

だからこそ、後悔のない治療のために、この治療法が自分に合っているのかを考える必要があります。

特にこれからインビザラインでの矯正を考えている人は、ぜひこの記事を参考に、後悔の無い矯正を行っていただければと思います。