インビザラインは子供でもできる?インビザライン・ティーンとは!




大人になってから矯正した人の中で、「子供の頃に矯正しておけば良かったな」と思う人は少なくありません。

もちろん、矯正したことのない親御さんでも、「我が子の歯並びを治してあげたい」という人もいるでしょう。

子供の時に矯正を行ったほうが、大人になってから矯正するよりも綺麗に、そして完璧に歯並びが治る可能性があります。

しかし、ワイヤー矯正だと目立ったり、部活とかで邪魔にならないかと心配になりますよね。

実はインビザラインには子供用のインビザラインがちゃんとあります。

そこで今回は、子供用のインビザライン「インビザライン・ティーン」について、その概要や通常のインビザラインとの違い、かかる費用や治療期間などを詳しくご紹介していきます。

今では子供の歯列矯正も珍しくないので、自分のお子様に矯正を考えている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

1.子供用のインビザラインとは?

子供用のインビザラインには、小学校高学年から高校生など、10代を対象とするインビザライン、「インビザライン・ティーン」というものがあります。

インビザライン・ティーン

インビザライン・ティーンは、通常のインビザラインと同じく3Dシミュレーションを見ることができますし、1日の装着時間も20時間程度装着しなければなりません。

また、インビザライン・ライトやインビザライン・i7と違い、マウスピースの枚数に制限がありませんので、治療が終わるまでしっかりと矯正を続けることができます。

さらに、ワイヤー矯正と違い、薄いマウスピースでの矯正ですので、スポーツや楽器演奏など、部活動の際にも一切邪魔になることはありません。

それでは次に、インビザライン・ティーンの特徴をご紹介します。

2.インビザライン・ティーンの特徴

インビザライン・ティーンの大きな特徴としては以下のようなものがあります。

  • これから生えてくる歯を考慮
  • インビザラインの装着時間を確認するインジケータ

通常のインビザラインの特徴である目立ちにくさや取り外しについては変わらないため、通常のインビザラインの特徴にプラスして、上記の特徴があると考えてください。

萌出スペースを考慮

インビザライン・ティーンでは、これから生えてくる歯の事を考え、萌出スペースを設定することが可能です。

萌出(ほうしゅつ)とは簡単に言うと歯が生える事を指しますが、10代は個人差はあり、永久歯が生え切っていない可能性もあります。

その為、完全に萌出していない歯に対しては「萌出タブ」というものを設定し、歯列移動の際に完全に生えていない歯が過剰に出ることを避けることができます。

インビザライン・ティーンの萌出タブ、萌出スペース

引用元:新宿矯正歯科

また、自然に生えてこられるように萌出スペースを確保しているため、永久歯の成長を阻害する可能性は低くなっています。

永久歯はその名の通り、永久に使う歯ですので、これから変えてくる歯の事をきちんと考慮して矯正を行う事ができます。

インビザラインの装着時間を確認するインジケータ

インビザライン・ティーンにはマウスピースの装着時間を計測するためのインジケータというものがついています。

インビザラインティーンのインジケータ

インビザライン・ティーンは唾液によって使用状況を色で表すインジケータが奥歯の部分についており、勉強や部活で忙しい中学生や高校生でもきちんと装着時間が守れているかどうがか一目でわかる仕組みになっています。

インジケータの色

インビザラインはその装着時間を守ることが出来なければ、歯は動かず、治療も先へは進みませんので、このインジケータのマークの色を基準に歯科医師と相談していきます。

実際に歯科医院で診察を行う際に、このマークが消えていないからダメ!というわけではなく、どうやったら少しでも薄くなるように装着できるかを歯科医師の方と話し合いながら治療を進めていきます。

以上がインビザライン・ティーンの大きな特徴になります。

子供用のインビザラインですので、通常のインビザラインよりも気を使って作られているようですね。

それでは次に、インビザライン・ティーンにかかる費用についてご紹介していきます。

3.インビザライン・ティーンにかかる費用

インビザライン・ティーンにかかる費用はどのような症例か、どこの歯科医院で治療を受けるのかによって違いはありますが、基本的には通常のインビザラインにかかる費用と変わりありません。

通常のインビザラインにかかる費用の相場は下記のようになっています。

インビザラインにかかる費用の相場

また、歯科医院によってはこれ以外にもカウンセリング料金や、矯正治療が終わった後の保定装置にかかる費用なども別途で発生する場合があります。

そもそも、インビザラインは自由診療ですので、保険適用外となっており、その価格は歯科医院が自由に設定することができます。

その為、子供にインビザラインを受けさせる前に、どこの歯科医院が良いのか、値段や先生の資格などから判断して選ぶ必要があります。

インビザラインにかかる費用や、歯科医院の選び方などは別の記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。
「インビザラインにかかる費用|矯正治療の相場を比較してみました!」
「インビザラインの専門医とは?信頼できる歯科医院を選ぶための資格」

4.インビザライン・ティーンにかかる治療期間

インビザライン・ティーンにかかる治療期間は平均で約2年程度になります。

もちろんこれも個人差があり、軽度の症例であれば1年以内で治療が終了する可能性もあります。

インビザライン・ティーンの治療期間

歯の動き方としては、通常のインビザラインと変わらず、1枚のマウスピースで歯が0.25mm程度動いていきます。

マウスピースの交換のタイミングも通常のインビザラインと変わらず約2週間で交換していくことになりますので、マウスピースの枚数によって治療期間が変わっていくことになります。

また、例えば、当初の治療計画通りに歯が動かなかったり、インビザラインの装着時間が足りないなどで、マウスピースが追加で発注される事も珍しくありません。

ですので、治療期間に関しては平均で約2年と紹介しましたが、あくまで平均であることを覚えておいてください。

インビザラインの治療期間や追加のマウスピースに関しては別の記事でご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
「インビザライン治療にかかる期間は?その理由と早めるコツをご紹介」
「治療の延長はよくある?インビザラインの追加アライナーについて」

ここまで子供用のインビザラインについてご紹介してきましたが、そもそも子供の頃から矯正したほうがいいのか疑問に思う人もいると思いますので、次はこちらをご紹介します。

5.子供が矯正を行うメリット・デメリット

大人になる前に矯正を行うメリットとデメリットを簡単に表にしてみました。

メリット デメリット
  • 抜歯の可能性が減る
  • 顎の成長のバランスを整えることができる
  • 永久歯での矯正期間が短くなる
  • 大人になっても矯正が必要になる可能性がある
  • 結果が出にくい場合がある

例えば大人になってから矯正を行うと、永久歯を2~4本抜歯せざるを得ない症例でも、子供の頃に矯正治療を行うことで、抜歯せずに治療できる確率が高くなるため、抜歯の可能性が減ります。

また、早いうちから矯正を行う事で顎の成長に合わせて治療を行う事ができるため、バランスの取れた、偏りのない噛み合わせにすることができます。

そして、子供の頃から矯正を行っておくことで、もし仮に大人になってから再度矯正が必要になった場合でも、その治療期間を通常よりも短くすることができます。

しかし、デメリットとして子供の頃に矯正を行っても、歯が後戻りを起こし、大人になってから再度矯正が必要になる場合があります。

また、インビザラインは1日の大半、装置を付けておかなければいけない矯正装置ですが、簡単に取り外しができてしまうため、お子さん本人が治療に協力的ではない場合、良い治療結果が出にくいという場合もあります。

以上が子供の頃の矯正を行うメリットとデメリットになります。

6.インビザライン・ティーンとワイヤー矯正の比較

子供用のインビザラインとワイヤー矯正を簡単に比較してみました。

インビザライン・ティーン ワイヤー矯正
見た目 薄い透明のマウスピースの為、気付かれにくい 矯正装置が見えてしまう可能性あり
症例 全ての症例を治療できるわけではない どんな症例でも治療可能
治療期間 治療開始前のシミュレーションで分かる 治療終了までわからない
費用 平均80万円~120万円 平均80万円~100万円
自由度 いつでも簡単に取り外せる 装着すると取り外しができない
口内の病気 取り外して歯磨きできるため、装置のせいで病気になる可能性は低い 歯磨きの仕方によっては装置が邪魔になり病気になるリスクがある

インビザライン・ティーンの方は子供でも簡単に取り外しができるため自由度が高く、目立ちにくいので、日常生活に支障をきたす可能性は低いです。

しかし、症例によってはインビザライン・ティーンでは治療できない可能性もあります。

一方、ワイヤー矯正であれば、どんな症例でも対応できますし、インビザラインよりも費用が安くなる場合もあります。

ただ、表側矯正の場合だと目立ってしまう事や、ワイヤーが常に装着されている状態ですので、食べ物が食べにくかったり、歯磨きがしにくかったりと、ストレスが溜まってしまう場面が多々ある可能性があります。

どちらもメリット・デメリットがありますが、インビザラインが受けられない可能性もありますので、治療を受ける際は歯科医師に相談してみると良いでしょう!

7.まとめ

今回、この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • 子供用のインビザライン「インビザライン・ティーン」がある
  • 通常のインビザラインと違い、ティーンならではの機能がある
  • かかる費用や治療期間に関しては通常のインビザラインと変わりない

子供の頃から矯正を始めているという人は増えてきており、それに伴いインビザライン・ティーンを利用しているという人も多くなってきています。

早いうちから矯正を始めておくことで、大きなメリットもありますので、自分のお子様の歯列を矯正したいと考えている方は、インビザライン・ティーンを検討してみてはいかがでしょうか?