【初心者必見!】インビザラインの矯正内容を分かりやすくご紹介!

インビザライン 矯正 アイキャッチ




矯正をしていない人で自分の歯並びは完璧!という人はどのくらいいると思いますか?

歯並びや歯の白さなど、口元によって第一印象の約3割が変わるとも言われており、芸能人なんかは見た目も重要なので歯列矯正をしているという人も非常に多いです。

しかし、「矯正は目立つから嫌だ」「ちょっと痛そうだし怖い」というような理由で矯正をためらっている人も少なくありません。

そこで今回は、そんな悩みを解決してくれる「インビザライン矯正」について、どんな矯正治療を行うのか、痛むことはあるのかなど、インビザライン矯正の中身についてを紹介していきます!

インビザラインはもしかしたらあなたにぴったりの矯正方法かもしれませんので、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

1.インビザラインの矯正治療で行うこと

インビザラインは薄い透明なマウスピースを毎日20時間ほど装着し、矯正を進めていく治療方法です。

インビザライン装着時

従来行われてきたワイヤー矯正は常に装置を装着したままでしたが、インビザラインはマウスピースを自分で着脱し、治療を進めていきます。

大きく違う点としては、透明なマウスピースの為目立ちにくく、着脱が自由にできるため、食事や歯磨きの際にストレスを感じることがないという点です。

治療内容は人によって違いますが、インビザラインでは歯の移動スペースを確保するために歯を抜いたり削ったりすることがあります。

抜歯について

ワイヤー矯正では抜歯を行うことがありますが、インビザラインも症例によっては抜歯を行うことがあります。

抜歯は矯正治療において、歯の移動スペースを作り出すために行われます。

それはワイヤー矯正でもインビザラインでも同じです。

抜歯を行う目的

抜歯を行う矯正治療は、歯を抜くだけで治療の難易度があがるので、歯科医院によっては最初から「インビザラインでは抜歯を伴う治療はできない」と説明している歯科医院もあります。

ただ、歯科医院によってはなるべく抜歯を行わない方針で矯正治療を行うところもあり、実際に抜歯を行わなくても矯正を進めることはできるため、抜歯お断りの歯科医院が技術不足というわけではありませんので注意が必要です。

インビザラインと抜歯についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
「インビザラインは抜歯する事がある?歯を抜く基準と詳細をご紹介」

抜歯をしないスペース確保方法

抜歯を行わずにインビザライン矯正を進める方法として、「歯を削る」という治療があげられます。

インビザラインにおいて歯を削ることをIPR(ディスキング)といい、歯と歯が接している部分を約0.2mm~0.5mm程度削っていくことで、歯の移動スペースを確保していきます。

IPRはリスクの少ない方法

削る歯は一本だけではなく、複数の歯に対して行いますので、削る量と歯の数だけスペースが確保される仕組みになっています。

実際に空いたスペース

IPRはインビザライン矯正において、決して珍しくないスペース確保方法ですので、こちらは覚えておいて損はありません。

IPRについての詳細はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインでは歯を削ることがある!歯を削るIPRとは?」

~インビザラインだけでは矯正できない症例もある~

インビザラインは万能という訳ではなく、症例によっては矯正が不可能な場合もあります。

インビザラインのみでは対応が難しい症例

その場合、インビザラインとワイヤーを併用することで矯正が可能になります。

インビザラインとワイヤー矯正の併用については下記記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインとワイヤーの併用とは?概要や効果・注意点を解説!」

2.インビザライン矯正による歯の移動速度について

インビザラインはワイヤー矯正と違い、歯をゆっくり、最短距離で移動させていきます。

そもそもインビザラインは治療前の診察でコンピュータを使った3Dシミュレーションを作成しますので、どのように歯が動いていくのかが計算されています。

ワイヤー矯正は3Dシミュレーションがなく、医師が毎回診察しながら調整を行っていくので移動速度は速い代わりに無駄の多い動きをすることがあります。

一方、インビザラインはコンピュータで計算されていますので、移動速度は遅い代わりに、無駄がない最短距離で移動していきます。

インビザラインとワイヤーの移動速度の違い

ちなみに、インビザラインの場合、1枚のマウスピースで歯が0.25mm動きますので、2週間ごとにマウスピースを交換する場合、1ヶ月で約0.5mmずつ歯が移動していきます。

1ヶ月の歯の移動距離

その為、歯が動いたと自覚するまでは少し時間がかかりますが、きちんと変化していますので、矯正中に不安になった場合は、その都度歯科医師に相談しましょう。

インビザラインの変化に関してはこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
「インビザラインでの変化って自覚しずらい!?その理由とは」

3.インビザライン矯正中に歯が痛むことがあるのか

結論から言うと、インビザラインは矯正中に痛みを感じることがあります。

そもそも矯正治療全般がそうですが、歯に圧力をかけて動かしていくため、慣れるまではどうしても痛みや違和感を感じてしまうことが多いです。

実際、インビザラインは定期的にマウスピースを新しいものに交換しながら治療を進めていきますが、新しいマウスピースに変えてすぐの、まだ慣れていない時に痛むという声が多くあります。

インビザラインで歯が痛むケース

ただ、痛みには個人差があるため、痛くないという人もいますし、ワイヤー矯正と比べるとインビザラインの痛みは少ないと言われています。

とはいえ、痛みが続くようなら歯科医師に相談する必要はありますので、その部分も注意が必要です。

インビザラインの痛みに関してはこちらの記事でもご紹介していますので、興味があれば読んでみてください。
「インビザライン矯正って痛い…?痛みを感じる3つの理由と口コミ」

4.インビザライン矯正のメリット・デメリット

インビザライン矯正には下記のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • 目立たない
  • 自分で着脱可能
  • 金属アレルギーのリスクがない
  • 口内を安全に保てる
  • 長時間の着用が必要
  • 治療に適さない症例がある

メリットとしては、透明で目立たず、自分で着脱ができます。

また、プラスチック製なので金属アレルギーのリスクが低く、また、自由に取り外しができるという事は、通常通りの歯ブラシやフロスを行うことができるため、口内環境を健康に保つことができます。

ただし、1日20時間の装着が必要であること、そしてインビザラインは万能ではなく、治療に適さない症例もあるため、インビザライン矯正前に一度口内を見てもらう必要があります。

メリットとデメリットに関しては下記記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「インビザライン治療の6つのメリットと4つのデメリットとは」

5.インビザライン矯正とその他の矯正との違い

インビザライン矯正と従来からあるワイヤー矯正との違いは下記になります。

インビザラインでは、治療が始まる前にコンピュータによるシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくのかを可視化できるため、事前に矯正のゴールが見え安心できます。

ただし、ワイヤー矯正の方が歯の移動量は大きいため、場合によってはワイヤー矯正の方が適している、もしくはワイヤー矯正とインビザライン矯正の併用が考えられる場合があります。

その判断に関しては医師が行うため、どんな医師が施術してくれるのかを調査しましょう!

インビザラインとワイヤー矯正の比較に関しては、こちらので記事でもっと詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインとワイヤーを比較!初心者でもわかる2つの違い」

6.信頼できる医師に矯正してもらうために

信頼できる歯科医院・歯科医師を選ぶために、下記ポイントはチェックしておきましょう。

  • HPや口コミをチェックする
  • 医師の持つ資格をチェックする

インビザラインは自由診療ですので、歯科医院によって矯正結果が異なる場合も多いため、矯正治療を後悔しないためにも上記はチェックしてください。

HPや口コミをチェックする

HPや口コミをチェックすることでその歯科医院や歯科医師でどのような矯正治療が行われているのかを知ることができます。

インビザラインにかかる費用や治療内容はもちろん、どのような症例を行ってきたのか、実際にその歯科医院で矯正を行った人はどのように感じたのかを知るのはとても重要です。

歯科医院選びでチェックすべきポイント

ただ、注意点として口コミの中には嘘を書く人もいます。

例えば、その歯科医院を陥れようと悪い口コミを書く人だったり、その歯科医院に来てもらおうと良い口コミを書く人がいます。

その為、口コミに関しては全部を信頼せずに、「こういう意見もあるのか」くらいで読んでおいた方が良いでしょう。

HPや口コミでチェックしておくポイントについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
「インビザラインのHPや口コミで絶対にチェックしておきたい4つの事」

医師の持つ資格をチェックする

歯科医師がどのような資格を持っているのかによって、技術がある人なのかをチェックすることができます。

例えば、「専門医」の資格を持っている医師がいるとして、その専門医という資格はどの団体から発行されている資格なのか、などを知っておくことでどの程度の技術があるのかを大まかに知ることができます。

「専門医」という資格を得るためにはいくつかの試験をパスしたり、矯正実績が必要になってくるため、技術を持っている人は多いです。

しかし、現在、日本の歯科医師法によると、歯科医師の免許を持っている医師は歯科に関するあらゆる分野を自由に治療することが認められており、その為、専門的な知識や技術、経験が無くても、矯正治療を行っていると表現することが許されています。

医師は知識や経験がなくても矯正歯科と名乗れる

その為、どの学会、団体から発行されている資格なのかを知ることで、その歯科医師が本当に信用できるのかを判断することができます。

資格に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「インビザラインの専門医とは?信頼できる歯科医院を選ぶための資格」

矯正を行う歯科医院を選ぶポイントをお伝えしましたが、歯科医院の総数はコンビニよりも多いと言われる現在、選ぶのにも時間がかかりますよね。

そこで、東京だけになってしまいますが、インビザラインを受ける上でのおすすめ歯科医院をご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
「【決定版】東京でおすすめのインビザライン矯正歯科医院13選!」

7.子供でもインビザライン矯正はできる?

インビザラインは大人向けの矯正装置ですが、子供向けのインビザライン、「インビザライン・ティーン」というものがあります。

インビザライン・ティーン

インビザライン・ティーンは小学校高学年~高校生までの10代を対象とするインビザラインで、大人向けのインビザラインと違い下記のような特徴があります。

  • これから生えてくる歯を考慮している
  • インビザラインの装着時間を確認するインジケータがついている

大人になってから矯正治療を行うよりも、子供の時に矯正を行う方が、綺麗にそして完璧に歯列を矯正することができます。

その為、現在お子さんの歯列矯正を考えている方は、インビザライン・ティーンを検討してみてください。

インビザライン・ティーンについての詳細はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインは子供でもできる?インビザライン・ティーンとは!」

8.まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

  • インビザラインはマウスピースを着脱し矯正を進めていく
  • 抜歯や歯を削ることがある
  • 歯科医院によって結果が異なる場合があるため、矯正してもらう歯科医院はきちんと選ぶ

今ではインビザラインで矯正を行っているという人も非常に多く、目立ちにくい矯正装置であることから、今後もインビザラインで矯正を行う人は増えていくと思います。

これから、インビザラインで矯正をしたいと考えているのであれば、ぜひこの記事を参考にして、素敵なインビザライン生活を送ってください!