何かを継続して行うためには、モチベーションを上げることが必要不可欠ですよね!
それは例えば、頑張った後のご褒美とか、未来の自分を想像するとか、いろいろ方法はあります。
ただ、モチベーションを上げるために変化というものは必要不可欠だと思います。
治療期間の長いインビザラインであればなおさらです、が、
「でも、インビザラインって本当に動いているのかわからない…」
「変化が感じられないから、頑張ろう!って気持ちにならない…」
という人も少なくありません。
そこで今回は、インビザラインの変化について、インビザラインでは何が変化するのかというところから、変化を自覚しずらい理由などをご紹介します。
現在、インビザラインで矯正を行っている人は、この記事を読んでちゃんと変化している事を認識し、モチベーション維持の助けになれば幸いです!
Contents
1.インビザラインで何が変化するの?
インビザラインで矯正を行う事で、歯列はもちろん、顔の形が変化することがあります。
そもそもインビザラインとは、歯の並びや噛み合わせを矯正するための装置ですので、歯が動くことで審美性が上がったり、噛み合わせが良くなるのは当然の効果です。
そして、歯が動くことで顔の形が変化することもあり、特に出っ歯の矯正なんかでは歯が前に出ないように矯正を行うので、顔の形が変わることも想像できるかと思います。
そのため、マウスピースでの矯正を重ねていけばいくほど、歯列だけではなく、顔の形も変わっていくことがあります。
出っ歯の矯正については、こちらに詳しい記事があるので、参考にしてみてください。
「出っ歯の矯正がインビザラインでできる!【5分で読める】」
でも、何故インビザラインは変化が自覚しにくいのでしょうか?そこには2つの大きな理由があります。
2.インビザラインによる歯列の移動速度
インビザラインによる歯列の移動速度は、マウスピース1枚につき0.25mmしか動きません。
つまり、2週間ごとのマウスピース交換になると、1ヶ月で0.5mmしか移動できないことになります。
インビザラインには、ワイヤー矯正と違い歯の移動速度はゆっくりではありますが、確実に移動したいポイントまで移動するという特徴があります。
その為、治療を開始してから間もない場合、インビザラインによる歯列の変化を実感しづらい事があります。
もちろん、インビザライン前に確認する3Dシミュレーションもその移動速度を加味して作られていますので、きちんとインビザラインを装着していればそこまで治療計画とのズレはありません。
その為、歯列の変化を自覚できなくても、それが元々の治療計画通りという事もありますので、不安に思った際は、担当の歯科医師に聞いてみるのが良いでしょう。
3.インビザラインは奥歯から動く
インビザラインでの治療において、序盤は奥歯を動かすためにマウスピースを装着するため、前歯が動かず、変化が分かりにくい場合があります。
抜歯・非抜歯に関わらず、歯列を矯正するためには、奥歯を動かしてスペースを作る必要があります。
他人から見えやすい前歯と違い、奥歯はどうしても変化の見えづらい場所にあります。
その為、インビザライン治療の序盤や中盤でも前歯に変化がなく、実際に移動しているのかどうか不安に思う人も少なくありません。
もちろん症例によって奥歯を動かす期間は異なりますが、中にはインビザライン開始から1年以上経過しても前歯が動かないという人もいます。
ですので、3Dシミュレーションや医師に相談し、今どこの歯が動いているのかを把握しておくのがいいかもしれません。
インビザラインにおいて、矯正のためにスペースを確保する方法は、奥歯を動かす他にも、このようなものがあります。 どの方法でスペースを確保するのかは、どのような症例なのか、医師がどのような診断を出すのかによって変わってきます。
IPRを含むスペースの確保の詳細はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインでは歯を削ることがある!歯を削るIPRとは?」
4.歯列が変化したという声
ここでは、歯並びが変わっていると実感したという人のブログをいくつかご紹介していきます。
- 羽生リボン歯科・矯正歯科 歯科衛生士によるインビザラインブログ
- アールエフ矯正歯科 受付エリカのインビザライン矯正日記
- 30代OLのインビザライン日記 ビザ子矯正中!
羽生リボン歯科・矯正歯科 歯科衛生士によるインビザラインブログ
このブログの記事は、インビザラインを初めてから3ヶ月半が経過したところでの経過報告になります。
インビザラインを始めたばかりの頃と、現在がどういう状態になっているのかを写真でわかりやすく記載しており、着々と動いているという実感があるようです。
また、それ以外にもインビザラインを始めて感じたことも書いてあるので、これからインビザラインを始めるという方にはとても良い記事になっています。
アールエフ矯正歯科 受付エリカのインビザライン矯正日記
こちらの記事はアールエフ歯科の公式サイトに載っているブログ記事になり、3ヶ月での歯列の変化についてを記載してあります。
3ヶ月前と比較して、前歯の部分が動いているのが写真でわかるため、ブログを書いた本人も変化を実感しており、「自分の歯じゃないみたい…」とコメントしています。
また、このブログはただの経過報告だけではなく、インビザラインに関するいろんな知識が詰まっているサイトですので、インビザラインについて気になることがあれば、覗いてみてはいかがでしょうか?
30代OLのインビザライン日記 ビザ子矯正中!
このブログは、インビザラインで矯正を受けている一般の方が更新しているサイトで、インビザライン治療の流れをしっかりと追う事ができます。
記事数はかなり多いですが、その中でもインビザラインによる変化を実感したのは、インビザラインを始めて9日目の事になります。
変化を実感した事で、「俄然、やる気が出てきました!」とコメントしており、モチベーションが上がったのがわかります。
写真も大きく、文章も面白いので、ぜひ読んでみてください。
その他のブログに関してはこちらの記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「おすすめのインビザラインブログ10選!困ったらこのブログを見よ!」
ここまでは歯列の変化のお話をしましたが、次に顔の変化についてご紹介します。
5.インビザラインによる顔の変化
1章でも少しご紹介しましたが、インビザライン治療によって顔の形にも変化が表れることがあります。
例えば、出っ歯の矯正を例にあげると、歯が出てこなくなるように矯正した場合、横顔に変化が出ますよね?
つまり、鼻の先端と頬の先端、そして顎の先端を結んでできる「Eライン」に変化が表れます。
出っ歯で悩んでいる人の中には、Eラインの鼻先~顎先の線より口が前に出ている人がおり、矯正によって出っ歯を解消した人の中には、口が引っ込み美しいEラインを描けるようになったという人も少なくありません。
また、受け口に関しても同じで、Eラインのバランスを崩してしまう要因として、歯並びがあげられます。
つまり、歯並びを矯正することで、Eラインが変化、横顔が美人に見えるという事があります。
Eラインに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザライン矯正によって横顔が変わる?変化の詳細とEライン」
6.まとめ
今回、この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。
- インビザラインによって歯列はもちろん、顔の形も変化することがある
- 歯列の変化が自覚しづらいのはインビザラインによる歯の移動速度と動かす場所が原因
- 歯並びを矯正することでEラインが整い、顔が美しく変化することがある
インビザラインでの矯正は急に大きく変化するというわけではありませんので、変化が自覚しづらい分、モチベーションを上げるのも大変です。
しかし、変化が起きていないわけではありませんので、治療を行った際には、定期的に過去の歯列を振り返り、変化している自覚を持ちながら、矯正を続けていくのが良いのではないでしょうか。