ワイヤーを使用した矯正を行っている人と話している中でも、発音や滑舌、喋り方が少しおかしいなと感じたことがある人は少なくありません。
それもそのはず、口の中に装置をつけたまま話すのですから、今まで通りの発音や滑舌では話にくいという事は想像に難くないと思います。
しかし、透明なマウスピースのインビザラインであればどうなるのか、イメージできますか?
そこで今回は、インビザラインの発音についてはどうなのかというところから、発音がしにくい言葉や、喋りにくい期間、発音によって矯正がバレてしまうのかなど、インビザラインと発音に関してをまとめてみました。
5分で読める内容となっていますので、これからインビザラインを始めようかなと考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。
1.インビザライン装着時の発音
結論から言うと、個人差はありますが、インビザライン装着時は発音がしにくい場合があります。
そもそも、インビザラインの厚みは0.5mmほどあり、上下ともに装着した場合、今までのかみ合わせよりも1mmほどかみ合わせが高くなります。
そのため、個人差はありますが、実際、舌が少し回らなかったりする感覚があり、話し方としても舌足らずのような感じになってしまいます。
特にマウスピースを装着していると、喋る際に舌がマウスピースに当たってしまい、「さ行」や「た行」の発音のしづらさがあります。
ただし、自分の中で発音しづらいというという感覚を持っていても、会話をしている相手にとっては、あまり気にならないという人も多い為、そこまで過敏に発音に気を使わなくても良いと思います。
2.発音しにくい期間
マウスピースを装着した直後は発音しにくい期間は続きますが、ほとんどの人が数日~1週間もすればマウスピースに慣れ、通常通りに話すことができます。
ワイヤーによる裏側矯正でも同じことが言えますが、初めて矯正装置を装着する際は、口の中に普段と違うものが入っているため、慣れるまでは不便に感じることが多いでしょう。
しかし、インビザライン自体は薄く、なめらかな素材で作られていますので、従来のワイヤー装置ほど、発音に支障をきたすことはありません。
ですので、治療開始から数日~1週間程度は我慢する必要がありますが、大事な会議などどうしても失敗できないという場合はマウスピースを外すこともできるため、それほど苦にはならないのではないでしょうか。
3.発音によってバレることがある?
結論から言うと、発音によってはバレてしまうことがあります。
治療開始から慣れるまでの間ではやはり、普段と発音が変わってくることから、相手に違和感を与えてしまった結果、バレるということがあります。
ただ、こちらにも個人差があるので、発音でバレるのではと思いながらも結局はバレなかったという人も少なくないため、それほど違和感を与えるというわけでもありません。
むしろ、発音を気にしすぎるあまりに、おかしな喋り方になってしまったほうがバレる可能性は大きい為、普段通りの話し方で会話をするのがベストです。
それ以外にもインビザラインがバレるケースがあり、それをまとめた記事がありますのでこちらも参考にしてみてください。
「インビザラインでもバレる!?周囲に気付かれるケースと対処法とは」
4.発音がしにくいという人の声
発音がしにくいという人の声をいくつか簡単にまとめてみました。
マウスピースつけたまま出勤する初めての日は、周りの人に発音でバレるんじゃないかと心配になるレベルでした笑
さしすせそが発音しづらく、舌ったらずになる感覚です⚡️(でも意外とバレませんでした笑)
しかし、すっごく喋りづらい。
色々なブログでは、喋りづらさはないとか。
みんなと逆だ。
さ行とた行が言いづらすぎて、周りには笑われました。笑
発音することが少し難しいということです。(個人差があると思いますが)
サ行とタ行が少し発音しにくいです。
相手からも聞き返されるほどで、新しい悩みが出来てしまいました(笑)。
特に“1(いち)と7(しち)“の発音は難題でした。
普段から滑舌が良い方ではないので、これから乗り超えていけるか心配です(笑)。
結論から言うと「滑舌が悪くなります」。
最新のマウスピースで薄いとはいえ、マウスピース=異物を口の中に入れるので、個人差はありますが、少なからず滑舌は悪くなってしまいます。
マウスピースの構造上、前歯が少し空いているような感覚があったり、舌がマウスピースに当たってしまい、た行の発音がしづらかったりなどがあります。
基本的に滑舌が悪くなってしまうのは、付け始めの一時的なものです。
ですので、少しの間、我慢することにより改善されていきます。
実際にインビザラインを受けた人だけでなく、歯医者さんも公式サイトにてその喋りにくさを認めています。
いろいろな歯医者さんのサイトには「しゃべりやすい」というような文言が記載されているHPもたくさんあり、実際にワイヤー矯正よりもしゃべりやすいですし、個人差もあるため、嘘を記載しているわけではありません。
しかし、慣れるまでの短期間とはいえ、実際に発音しづらい状況が続くという事は頭に入れておいてください…!
5.発音以外のデメリット
インビザラインには発音以外のデメリットとして、下記のようなものがあります。
- 装着時間が長い
- 矯正できないケースがある
- 取り外しに時間がかかることがある。
インビザラインの装着推奨時間は1日20時間であることや、症例によっては矯正できないケースがあること、また、アライナーの取り外しにはコツが必要で、コツをつかむまでは取り外しに時間がかかることがあります。
目立たない、気付かれにくいというメリットもありますが、発音以外にもこのようなデメリットも存在します。
インビザラインのメリットやデメリットに関してはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてみてください。
「インビザライン矯正治療の6つのメリットと4つのデメリットとは」
6.まとめ
今回この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。
- インビザラインは発音がしにくい
- 発音がしにくい期間は数日~1週間(マウスピースに慣れるまで)
- 発音によってバレることはあるが、その数は少ないのであまり気にしない方が良い
矯正がバレるのが嫌でインビザラインにしたという人はたくさんいると思いますが、発音を気にしてバレてしまっては、元も子もありませんよね。
ですので、発音はしづらいが、これでバレる事はないと腹をくくって堂々と会話を行うことで、逆に気付かれるリスクは減る可能性もありますので、自信を持って良いのかもしれませんね!