服が汚れたら誰でも洗濯をしますよね?
もちろん、ものすごいお金持ちであれば話が別かもしれませんが、汚れたら洗う、これは何においても当たり前の事だと思います。
そしてそれは、インビザラインで使用するアライナーについても同じです。
そこで今回は、インビザラインのアライナーについて、洗浄する理由や洗浄方法、必要なアイテムなど、アライナーを洗うためのあれこれをご紹介していきます。
「アライナーを洗いなー」なんて歯科医師に言われないために、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
Contents
1.アライナーを洗浄する理由
アライナーを洗浄する理由としては下記のような事があげられます。
- 虫歯を防ぐため
- 唾液の付着を防ぐため
- 着色汚れを防ぐため
一つずつご紹介していきます。
虫歯を防ぐため
アライナーを清潔ではない状態で装着していると、雑菌などが歯に付着し、虫歯を引き起こしてしまう可能性があります。
食事後にしっかりと歯を磨けていれば問題はありませんが、食べかすや雑菌が付いたままの口内環境でアライナーを装着すると、その汚れがアライナーに付着してしまいます。
その状態で何日間も着脱を繰り返してしまうと、虫歯になってしまうイメージもできるかと思います。
その為、虫歯から歯を守るためにもアライナーを洗浄する必要があります。
唾液の付着を防ぐため
アライナーで唾液が付着してしまうと、石灰化が起こり、アライナーが白くなってしまったり、においの原因になってしまったりと、問題が発生してしまいます。
せっかくの気付かれにくい矯正であるインビザラインですが、アライナーが白くなってしまうとそれがきっかけでバレてしまう可能性もありますよね。
また、においもそうですが、人を不快にさせる口内環境にはなるべくならなりたくないと思います。
そういった意味でも、アライナーの洗浄は必要になってきますね。
着色汚れを防ぐため
インビザラインは装着してから次のアライナーまでの交換に2週間前後の期間がある場合があります。
その為、歯磨きの上手さや、食生活、唾液の状態など、個人差はありますがアライナーに着色してしまう可能性があります。
その着色汚れを定着させないために、アライナーの洗浄は必要になってきます。
インビザラインは原則、アライナーを装着したままの飲食を禁止しています。
その為、アライナーを装着したまま、色素の強い食べ物を口にした場合、その着色汚れはアライナーを洗浄しても落ちない可能性があります。
その他にも、アライナーと歯の間に飲食物が入ってしまうと虫歯リスクを高めてしまうので、やはりアライナーを装着したままの飲食は避けた方が良いでしょう。
上記のような理由があるので、アライナーは洗浄したほうが良いでしょう。
2.アライナーの洗浄方法
アライナーを洗浄するときは下記のような方法で行いましょう。
注意点として、お湯を使わないという点が挙げられます。
アライナーは熱に弱く、お湯を使ってしまうとアライナーが変形してしまい、うまく歯にフィットしなくなってしまう可能性があります。
そうすると、矯正の効果も変わってくる可能性がありますので、お湯は使わず、水で洗うようにしてください。
また、歯ブラシでこする際も、固めの歯ブラシを使ってしまうとアライナーを傷つけてしまう可能性があります。
その為、歯ブラシは必ずやわらかめを使ってください。
3.アライナーを洗浄するときに必要なアイテム
アライナーを洗浄するときに必要なアイテムとしては下記のようなものがあげられます。
歯ブラシに関しては、やわらかめの物であれば、どれもそれほど変わりはないので、自分の好きなものを選ぶと良いと思います。
ただ、洗浄剤に関しては、下記のようなものがおすすめです。
リテーナー ブライト
名前の中に「リテーナー」と入っていますが、アライナーにも使用することができます。
そもそも、リテーナーにもマウスピース型のものがあるため、本来はリテーナーに使うものですが、アライナーにも使えることになっています。
歯医者さんでも実際に売っているところもあるくらい信用できるものですし、値段も手ごろなので、洗浄剤を探している人はぜひこちらを使ってみてください。
ポリデント矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤
「ポリデント」と言えば入れ歯用洗浄剤を思い浮かべる人も少なくないと思いますが、実はマウスピース用の洗浄剤もあります。
ただ、リテーナーと違いアライナーの強度があるとは言えず、ポリデントを使うのは念のため避けた方が良いという声もないわけではありません。
ですが、ポリデントでも問題はないという医師も多く、実際にポリデントを使い洗浄を行う人も多いです。
以上が、アライナーを洗浄するために必要なアイテムになります。
4.超音波洗浄機について
超音波洗浄機でアライナーを洗浄するという人が、実は多くいます。
というのも、歯ブラシで汚れを落とすとしても、どうしても限界があります。
そこで、よく眼鏡の洗浄などに使用する超音波洗浄機でアライナーを洗浄することで、汚れを隅々まで落とすことができます。
この方法を推奨している歯科医院も実は少なくありませんが、超音波洗浄機を購入する必要がありますので、もちろん必須の洗浄方法ではありません。
しかし、きちんと清潔なアライナーで矯正したい!ついでに眼鏡も洗浄したい!という人は導入しても損はないとおもいますので、検討してみるのもありではないでしょうか?
5.まとめ
今回、この記事でご紹介した事をまとめると、下記のようになります。
- アライナーを洗浄しないと虫歯やにおい、着色汚れの原因になる
- アライナーを洗浄するときは水で行い、やわらかめの歯ブラシを使う
- それでも汚れが落ちない場合は洗浄剤や超音波洗浄機を使用する
アライナーは毎日使うものですし、その交換周期も意外と長い期間あります。
ですので、アライナーを清潔に保ち、ストレスのない矯正生活を送りましょう!