インビザライン矯正によって横顔が変わる?変化の詳細とEライン




「矯正治療によって横顔が変わる」と聞いたら、ちょっと矯正怖いなと思いませんか?

美しい横顔になるのであればまだしも、変に横顔が変わってしまうかもと思うと、ちょっと嫌だなと思いますよね。

しかし、インビザラインで矯正を行う事によって、その横顔が変わることがあり、それは決して悪い方向に変わるとは限りません。

そこで今回は、インビザライン矯正によって横顔が変わってしまう可能性のある症例や、どのように変化するのかなど、横顔についてのあれこれをご紹介します。

横顔は周囲の印象を左右する重要な要素ですので、これからインビザラインを始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい!

1.インビザラインによって横顔が変わる症例

インビザラインによって横顔が変化する症例として代表的なものは、下記の2つになります。

  • 出っ歯
  • 受け口

どちらも口元が前に出てきてしまうタイプの不正咬合です。

出っ歯

出っ歯は「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれており、上のあごの前歯が前に出ている状態の不正咬合です。

出っ歯には大きく分けて3種類のタイプがあります。

  1. 上あごの前歯が大きく前方に突出している
  2. 上あご全体が下あごに比べて大きい
  3. 下あごが小さい、または後退している

出っ歯になってしまう原因に関しては遺伝的なものと後天的なものがありますが、出っ歯に関してはその多くが後天的な原因があり出っ歯になってしまいます。

もちろんインビザラインで出っ歯を治療することは可能ですが、前に出ている歯を後ろに引き下げるような治療になりますので、必然的に口元が変わり、横顔に変化ができてます。

インビザラインによる出っ歯矯正に関しては別の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
「出っ歯の矯正がインビザラインでできる!【5分で読める】」

受け口

受け口は「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼ばれており、下のあごの前歯が前に出ている状態の不正咬合です。

受け口は2つのタイプがあります

  1. 下あごの前歯が大きく前方に突出している
  2. 下あご全体が突出している

また、こちらも遺伝的な原因や、後天的な原因のものがあります。

受け口も口元が前に突出しているので、インビザライン矯正を行う事で横顔が変わる可能性があります。

受け口に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介してますので参考にしてみてください。
「インビザラインで受け口は治る!反対咬合のマウスピース矯正について」

以上が、インビザラインで横顔が変わる代表的な症例になります。

2.インビザラインで横顔がどのように変わるのか

インビザラインで変わる部分として、鼻の先端からあごの先端を線で結んだ「Eライン」という部分に変化があります。

Eラインとは、”エステティックライン”の略であり、鼻筋や口元、フェイスラインのバランスを表す一つの指標の事で、横から見たときに鼻先とあごの先端を1本の線で結び、口元とのバランスによって横顔の美しさを計るものです。

Eラインとは

出っ歯や受け口で悩んでいる人の中には、Eラインから口唇が出てしまっている場合が多く見られます。

しかし、インビザラインで矯正を行う事によって、歯並びが変わったことで口元が後退し、美しいEラインを手にする事ができる場合があります。

Eラインが綺麗になるという事は、横顔が美しくなるという事なので、インビザライン矯正での横顔の変化は決してマイナスなものばかりではないという事ですね。

~どういう場合に変に横顔が変わってしまうの?~

横顔が変に変わってしまう場合、医師の技術不足があげられます。

インビザラインは治療前に医師が治療計画を立ててから治療を行っていきますが、その際に横顔の変化についてを考慮できていない場合があります。

きちんとした腕のある歯科医師の場合は、歯並びや噛み合わせだけではなく、横顔のデザインも考えているという人が多い為、治療を始める前に、矯正治療が終わった時に横顔がどうなるのかをきちんと医師に確認し、認識のすり合わせを行いましょう。

3.抜歯とEライン

抜歯を行うと、横顔やEラインが変化する可能性があります。

そもそも抜歯を行う目的としては、インビザラインによって歯を移動させるスペースを確保するために行います。

その為、左右両方の小臼歯を抜歯することが多く、また抜歯自体はインビザラインにおいてそれほど珍しい選択肢ではありません。

抜歯について

抜歯を行い横顔が変わってしまうのが嫌だ!という理由で、矯正を諦めてしまった人も中にはいるかもしれませんが、歯科医院によってはなるべく抜歯をしない方針でインビザラインを行っている歯科医院もあります。

ですので、歯科医院を選ぶ際に、その歯科医院がどのような方針なのかをチェックしてみましょう。

抜歯についてはこちらの記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインは抜歯する事がある?歯を抜く基準と詳細をご紹介」

4.横顔の変化した症例

横顔の変化が記載してあるブログを一つご紹介します。

横顔ビフォーアフター

出展元:40代からのインビザライン歯科矯正記録

この方は上下のあごの前歯の叢生を治療する目的でインビザラインでの矯正を始めました。

治療開始前の写真を見てみると、少し口元が前に突出している印象があります。

しかし、治療が終わった後の写真では、口元のもったりとした印象が無くなり、シュッとして見えるのがわかります。

ブログ記事の中で、一番効果があったのは顎間ゴムによる下の歯の調整だと書かれているので、しっかりとゴムを着用し矯正を進めた結果と言えます。

顎間ゴムについてはこちらの記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
「インビザラインに使うゴムの効果とは!顎間ゴムの効果・注意点」

5.インビザラインであごを前に出すことは難しい

インビザライン矯正によって、あごを前に移動することは難しいとされています。

そもそも歯列矯正には「一般矯正」と「外科矯正」の2種類があり、インビザラインは一般矯正に属します。

一般矯正と外科矯正の違い

「一般矯正で骨格を動かしづらい」と表現しましたが、全く動かすことができない訳ではなく、多少の移動であれば可能です。

しかし、インビザラインはその治療の特性上、歯列を後方に動かすことを得意としますが、前方に動かす動きを得意としません。

その為、後方に下がっているあごの骨格を前に出すことは非常に難しいです。

そして、上あごや下あごが過度にズレている場合や、あごが変形しているような骨格的な問題がある場合、インビザラインでは対応できないという事があります。

インビザラインでは対応できない場合、ワイヤーでの矯正になるか、外科手術を伴う外科矯正の処置が必要になってきます。

インビザラインで対応できない場合

ワイヤーでの矯正や外科矯正の場合、横顔は大きく変化してしまう可能性もありますので、担当の医師の相談し、自分がどうなりたいのかをあらかじめきちんと伝えておく必要があります。

6.まとめ

今回この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。

  • インビザライン矯正で横顔が変化することがある
  • Eラインに変化が見えることが多い
  • 矯正前にあらかじめ横顔がどうなるのかについてを医師と話しておく

横顔が変わるなら矯正しないという人ももしかしたらいるかもしれませんが、歯列矯正に関わっている医師である以上、横顔についてもきちんと考慮しているはずです。

ですので、治療の最中であわてることのないよう、横顔についての認識を共有し、歯列だけではなく、横顔も含めて、素晴らしい矯正になるように医師と相談していきましょう。

ちなみに、横顔ではなく歯列に変化について知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
「インビザラインでの変化って自覚しずらい!?その理由とは」