歯のホワイトニングとクリーニングの違いとは？それぞれを徹底解説！

歯科医院で行ってくれるメニューの中には「ホワイトニング」と「クリーニング」があります。

ところでこの2つ、どう違いがあるかご存知でしょうか？

「ホワイトニングは歯を白くすることだと思うけど、クリーニングは…別の言い方？」
「日本語にすると白くする、と、綺麗にする、だけど…違いなんてあるの？」
「歯を白くしたいけど、ホワイトニングとクリーニングどっちがいいんだろう？」

このように、どちらが何をしてどういう効果があるのかがあやふやになっている人も多いのではないでしょうか…？

そこで今回は、歯のホワイトニングとクリーニングの違いについてご紹介します！

歯を白くしたいと思っている人は、2つの違いを理解し自分の目的に合わせてどちらを選ぶべきかを、この記事を参考に考えてみてください！

１．ホワイトニングとクリーニングの違いとは？

ホワイトニングとクリーニングの違いは下記のようになります。

そもそも行う目的が違いますので、ホワイトニングとクリーニングは全くの別物と考えてください。

それではそれぞれどんな違いがあるのかを詳しくご紹介していきます。

２．ホワイトニングとは？

ホワイトニングとは、歯を好みの白さに変える施術の事を指します。

そもそもホワイトニングには下記のような方法があります。

歯を元々の白さよりもさらに白くすることが可能で、過酸化水素や過酸化尿素などを使い、ある程度の時間をかけて施術していきますが、ホワイトニング自体に口内環境の改善や、治療効果はありません。

ホワイトニングにかかる期間や費用は、自分がどのくらい白くしたいか、どんな方法でホワイトニングを行うかによって違いがあります。

ただし、ホワイトニングは命にかかわるような治療ではなく、見た目の美しさを改善する審美目的の施術になるため、健康保険は適用されず、クリーニングに比べるとかかる費用は高くなっています。

ホワイトニングに関してはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「ホワイトニングとは？歯を白くするための基礎知識を徹底解説！」

３．クリーニングとは？

クリーニングとは歯に付着している歯垢や歯石、着色を除去する施術の事を指します。

コーヒーや紅茶による着色汚れや、煙草のヤニなど、毎日の歯磨きではなかなか落とすのが難しいような汚れに対して有効な施術です。

専用器具を使用し清掃と研磨を行い口内環境を整えることで、健康や美容をサポートする目的の施術となっており、歯石や色素の除去に口内の病気がかかわってくる場合、健康保険が適用されます。

クリーニングで歯の表面に付着していた着色汚れを除去した際に、歯の本来の白さが出てくる場合があり、その影響でホワイトニング効果があるように思えますが、クリーニングにはホワイトニング効果はありません。

その名の通り、歯をきれいにする施術となっており、日々の歯磨きで磨き切れなかった歯垢や、時間が経って歯石になってしまったという人を中心に、定期的にクリーニングを行っているという方もたくさんいます。

４．ホワイトニングに向いている人

ホワイトニングに向いている人には下記のような項目が当てはまります。

ホワイトニングで歯を白くした場合、どのような色を望んでいるのかにもよりますが、劇的に白くすることも可能です。

こうした、「しっかりと目に見える形で歯を白くしたい！」という人はホワイトニングを受けましょう。

ただ、健康保険が適用されない自費診療のため、歯科医院が自由に値段を設定することができます。

そのため、ホワイトニングを受ける前に、いくつかの歯科医院を比較、検討してからホワイトニングを受けるようにしましょう。

５．クリーニングに向いている人

クリーニングに向いている人には下記のような項目が当てはまります。

歯並びが悪いという人や、歯磨きが苦手という人は、磨き残しがあることが多く、歯垢や歯石や付着したままになりやすいです。

そこで、日々の歯磨きのサポートとして、定期的にクリーニングを行うことで、健康な口内環境を維持することができます。

また、煙草のヤニは時間をかけてゆっくりと色素が定着していくため、定期的にクリーニングを行う事で、煙草のヤニによる着色汚れを防ぐことができますよ。

６．まとめ

今回この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。

• ホワイトニングとクリーニングは違い、別物と考える
• ホワイトニングは歯を白くし、クリーニングは歯垢や歯石、着色汚れを除去する
• ホワイトニングは自費診療だが、クリーニングは健康保険が適用されるケースもある

定期的なクリーニングは健康においても、歯を美しく保つという観点においても非常に重要なことです。

また、これからホワイトニングを考えている方、一度クリーニングを行い、清潔な口内環境のままホワイトニングを行いましょう。