自分ではなかなか気づきにくい口臭ですが、もしも自分が口臭によって不快な思いをさせていたらと思うと、改善したいと誰もが思うはずです。
しかし、改善するためにはどんな原因があるのかをきちんと把握しなければなりませんよね?
「毎日歯磨きしているのに、一向に口臭が収まらない…」
「とりあえず水を飲んでいるけど、すぐに口臭がしている気がする…」
「ガムとかを噛んでなんとかごまかしているけど、これで口臭治らないかなあ」
このように手当たり次第改善策をやってみても、原因が違えば一時しのぎにしかなりませんよ…!
そこで今回は、口臭の原因を知るために必要な口臭の種類についてご紹介します。
また、そのにおいの発生源や改善方法についてもお教えしますので、口臭が気になる方はぜひ最後まで読んでみてください!
Contents
0.あなたの口臭はどう?
口臭の種類を説明する前に、自分の口臭がにおっているかどうかを確認しましょう!
口臭というのは第三者からの評価や指摘で気付くことが多いです。
理由としては人間の口と鼻は繋がっているため、口臭がそのまま鼻まで届いてしまい、嗅覚が麻痺しているからだと考えらえます。
ですので、まずは自分の口臭がどんなものなのかを自覚しましょう。
チェック方法については下記記事に書いてありますので、一度読んでみてください!
「自分の口臭をチェックする6つの方法とその原因、対策をご紹介!」
1.口臭の種類
口臭には下記の4つがあります。
- 生理的口臭
- 病的口臭
- 外的要因による口臭
- 心理的口臭
口臭の種類によって原因も変わってきますので、自分がどの種類の口臭なのかを考えながら読んでみてください!
生理的口臭
生理的口臭とは誰にでも発生するにおいのことで、特に起床直後や空腹時、緊張時に強くにおいを発生します。
起床時や空腹時、緊張時は口が乾くことが多く、唾液の分泌量が減少するのですが、唾液には口の中の洗浄作用があり、口臭を抑えてくれる役割があります。
つまり、唾液の分泌量が減少すると生理的口臭は発生しやすいです。
生理的口臭には個人差がありますが、ほとんどの人はこの口臭を発しています。
病的口臭
病的口臭とは口の中や全身の病気が原因で起こる口臭の事です。
病的口臭の約9割以上は口の中の病気が原因と言われており、その中でも虫歯や歯周病による口臭が非常に多いです。
またその他にも舌に付着している舌苔(ぜったい)などもこの病的口臭に当たります。
外的要因による口臭
外的要因による口臭とは、においの強い食べ物やお酒、たばこなどによって発せられる口臭の事です。
例えば、ニラやネギ、ニンニクなどのにおいの強い食べ物を食べたときに、体内で消化されたにおい成分が血液によって運ばれ、それが肺から呼気として排出され、口臭になります。
お酒も同様の理由で、アルコールの成分が血液をめぐり呼気として吐き出されるため、口臭となります。
煙草に関しては、主にタールやニコチンのにおいだったり、喫煙することでどうしても口呼吸になってしまい、口の中の乾燥を招いてしまうため、口臭がしやすくなります。
心理的口臭
心理的口臭は、実際には口臭が発生していないにも関わらず、自分は口臭が発生していると思い込んでしまう症状の事です。
口臭の中でも心理的口臭は特殊で、自分の口臭を気にしすぎるあまり、口臭がしていると思い込んでしまう状態で、「自臭症」とも呼ばれています。
ストレスや精神的に不安定な場合に多く見られる症状です。
2.においの発生源
口臭によってにおいの発生源は違い、感じるにおいにも違いがあります。
ですので、口臭チェックをした際に、自分の口臭がどんな匂いだったかで自分の口臭の種類を把握することができますよ!
生理的口臭
生理的口臭の発生減は唾液の減少や、歯に付着している食べかすなどが原因で、揮発性硫黄化合物が生まれます。
揮発性硫黄化合物には下記の種類があります。
この揮発性硫黄化合物は口の中にいる嫌気性菌が、剥がれた粘膜上皮や食べかすなどのたんぱく質を分解して作られるため、歯垢や歯石など、歯が綺麗に磨き切れていない場合に多く発生します。
病的口臭
病的口臭のにおいの発生源はその病気によって変わってきます。
病気が進行している部分を呼気が通過することで口臭となって排出されます。
ちなみに、病気によっては下記のようなにおいになりますので、自分の口臭が当てはまるようなら要注意です…!
外的要因による口臭
外的要因による口臭の発生源はその名の通り、外的要因になります。
そのにおいは外的要因がどんなものかによって違いますが、においを嗅ぐことでおおよその原因が分かるかと思います。
心理的口臭
心理的口臭は自分自身が思い込んでいるだけで、実際にはにおいはしていないので、においの発生源はありません。
3.口臭の改善方法
生理的口臭
生理的口臭の改善方法にはサプリや歯磨きなどが挙げられます。
例えば、臭ピタッ!と呼ばれる口臭を消すための専用サプリや、なまため歯磨きのような口臭を止める役割がある歯磨き粉などがあるので、ぜひ試してみてください!
病的口臭
病的口臭の場合、患っている病気を治療し、完治させることで口臭を改善で切る場合がほとんどです。
病気が原因での口臭になりますので、自分がどんな病気なのかが分かっている場合には専門科へ行きましょう。
自分の病気に思い当たる節がない場合は一度歯科医院へ行き、しっかりと口臭の検査をしてみてください。
外的要因による口臭
外的要因による口臭の改善方法は、ずばり放置になります!
外的要因による口臭の多くは、時間の経過とともに収まっていくことがほとんどです。
もちろん、摂取した量や時間によって口臭の強さは変わってくるため、どれくらいの時間で治るのかは人によって違います。
しかし、これといって何かする必要はないので、安心してください。
心理的口臭
心理的口臭を改善する場合、まずは歯科医院に行きましょう。
そこで、口臭のチェックをしてもらい、自分に口臭があるかどうかを自覚する必要があります。
ただし、歯科医院の事があまり信じられない、もしくはやっぱりまだ口臭がある気がするという場合のみ、心療内科を訪れる必要があります。
4.まとめ
今回この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。
- 口臭には4つの種類がある
- 自分の口臭がどんなにおいかによって口臭の種類がわかる
口臭チェックでも自分の口臭が分からないという方もいらっしゃると思うので、そのような場合はバイオクリニック東京のような口臭外来を訪れてみるのも一つの手です。
もしも自分の口臭が気になっているという方は、この記事を参考にぜひ口臭を改善してみてください!