正しい歯磨きで口臭を改善しよう!歯磨きで口臭を予防する方法とは

歯磨き 口臭 アイキャッチ




口臭は少なからず誰でも発生するものなのですが、自分の口臭が人を不快にさせるかどうか、気になったことがあるという人は少なくありません。

しかし、毎日の歯磨きの中で口臭を予防することはできないのでしょうか?

「毎日しっかり歯磨きしてるのに、結局口臭がするし、どうにもならない…」
「歯磨きをしても数時間後にはにおっている気がするし、歯磨きだけじゃ無理なんじゃ…」
「ちょっと高額で特別な歯磨き粉を使わないとどうにもならないんじゃ…」

なんて思う方ももしかしたらいらっしゃるんじゃ…

でも、それはある意味間違いなんです!

そこで今回は、歯磨きで口臭が予防できるのか?というところから、正しい歯磨き方法や頻度、口臭を抑えるためにおすすめの歯磨き粉や、日々の歯磨きと併用して行いたいオーラルケアについてもご紹介します!

1.歯磨きで口臭は予防できる?

結論から言うと、歯磨きで口臭は予防できます。

ただし、口臭にはいくつかの原因があり、口内の病気や身体の病気からくる口臭を歯磨きで改善することはできません。

口臭の3つの原因

歯磨きで改善できる口臭の原因は生理的口臭と飲食物による口臭の2種類になります。

生理的口臭や飲食物による口臭など、口内トラブルが原因で口臭が起こっている人は多いため、歯磨きで口臭を予防できる可能性は少なくありません。

次に正しい歯磨き方法からご紹介します。

2.正しい歯磨き方法

正しい歯磨き粉としては下記のような手順で行っていきます。

効果的な歯磨き方法

歯磨き粉を使用せずに磨く

まずは歯磨き粉を使用せずに磨き、汚れや歯垢を取り除いていきます。

口臭がする原因として、歯に付着した汚れや歯垢、食べかすなどが腐敗しにおいを発している可能性があります。

ですので、歯磨き粉をつけずに、付着している汚れや歯垢を丁寧に落としていく必要があります。

歯磨き粉を歯ブラシの1/2~1/3程度つけ、じっくり磨く

付着した汚れを落としたら、次に歯磨き粉を使用していきます。

この時に歯磨き粉は歯ブラシの1/2~1/3くらいの量がちょうど良いでしょう。

イメージとしては、歯磨き粉で汚れを落とし白くするのではなく、歯磨き粉に含まれる成分を歯の隅々にまで行き届かせるイメージで磨いていきます。

水で軽くすすぐ

最後に水で軽くすすいで終了です。

この時にすすぎすぎると、歯磨き粉に含まれる薬効成分まで一緒に流れ落ちてしまう可能性もありますので、すすぎすぎには注意してください。

上記でご紹介した手順が正しい歯磨き方法となります。

1回の歯磨きにかかる時間はしっかりと汚れや歯垢を落とせているかどうかによって変わってきますので、まずは3~5分を目安にしっかりと磨いていきましょう。

3.歯磨きの頻度

歯磨きの頻度としては、最低でも1日1回、就寝前に磨くようにしましょう。

理想としては毎食後、1日3回磨くのが良いですが、時間や環境から難しい場合も多いという方もいらっしゃると思います。

ですので、しっかり磨ける就寝前に、丁寧にブラッシングを行いましょう。

また、歯を磨き始める時間ですが、最低でも食後30分以上は空けましょう。

食後30分~3時間は歯の再石灰化が行われ、歯を修復してくれる状態になるのですが、その際に歯を磨いてしまうと、修復のチャンスが失われてしまいます。

~再石灰化とは?~

再石灰化とは、脱灰によって溶かされた歯の表面を、唾液に含まれているリンやカルシウムがエナメル質の結晶を新しく形成し、歯の表面を固く戻してくれる現象です。

そもそも脱灰とは初期虫歯になった際に口の中が酸性になり、歯が溶けてしまう現象の事ですが、唾液により口内を中性にすることで、歯の表面が固くなる現象のことを再石灰化と呼んでいます。

4.日々の歯磨きと併用して行いたいこと

毎日の歯磨きと併用して下記を行う事で、より口臭を抑えることができます。

  • デンタルフロス、歯間ブラシ
  • マウスウォッシュ

実は、歯ブラシだけでは、口全体の60%しか歯垢を取り除けないといわれており、これだけでは口臭を抑えるのには不十分です。

そこで、デンタルフロスやマウスウォッシュを日々の歯磨きと併用することで、全体の80%以上の汚れや歯垢を抑えることができます。

デンタルフロス、歯間ブラシ

歯と歯の間に挟まっている汚れや食べかす、歯垢などが腐敗し口臭が発生している場合がありますので、毎日の歯ブラシと一緒にデンタルフロスや歯間ブラシで歯間を掃除しましょう。

注意点として、デンタルフロスは勢いよく歯間に通してしまうと、歯茎を傷つけてしまう可能性がありますので、やさしく丁寧に磨いてあげる必要があります。

就寝前の歯磨きが終わった後に歯間を掃除してあげる事で、歯垢を取り除き、虫歯や歯周病を防ぐことにもつながります。

マウスウォッシュ

マウスウォッシュを行う事で、舌に付着した食べかすを洗い流すことができ、また含まれる成分の効果で細菌の繁殖を抑え、その結果口臭を抑えることができます。

また、マウスウォッシュ液によって口内が潤う事で、口の渇きを抑えることができ、ドライマウスによる口臭も予防できます。

注意点として、様々な種類のマウスウォッシュが販売されていますが、口内の乾燥の原因となるアルコールを含むものは避けてください。

5.歯磨き粉にも気を使おう!

口臭を抑える歯磨き粉、というのも今では販売されており、口臭を抑えるための成分が含まれています。

そこで、ここでは口臭を抑えるのに適した歯磨き粉をいくつかご紹介します。

デンティス

デンティス 商品詳細を見る

「目覚めてすぐにキスができる」というキャッチフレーズで作られたデンティスは、9種類の植物エキスを配合しており、口内を潤すことで、長時間口臭を防いでくれる歯磨き粉です。

デンティスに含まれる成分

また、シクロデキストリンという、ファブリーズなどの消臭剤にも含まれている消臭成分が配合されており、口臭をしっかりと消してくれます。

また、植物エキスにより口内が潤うことで、ドライマウスによる口臭を防いでくれるため、起床時に口内がねばついているという感覚がなくなり、キャッチコピーの通り「目覚めてすぐにキスができる」というわけです。

コンクール ジェルコートF

コンクール ジェルコートF 商品詳細を見る

コンクール ジェルコートFは「フッ化ナトリウム」「塩酸クロルヘキシジン」が配合されており、口内の殺菌を行うと同時に歯を強くし、虫歯を防いでくれます。

また、研磨剤や発泡剤が含まれていないので、歯を傷つけることがなく、泡も出ないため、よくある「磨いた気になってしまう」ということが起こりにくいのも特徴の一つです。

そのため、きちんとブラッシングすることで、歯垢や食べかすなどから発生する口臭を予防できますし、フッ化ナトリウムや塩酸クロルヘキシジンの効果で、虫歯や歯周病などで発生する口臭も防ぐことができます。

なたまめ歯みがき

なたまめ歯みがき 商品詳細を見る

なたまめ歯みがきは純国産のなたまめを使用しており、なたまめに含まれる「カナバニン」「コンカナバリンA」という成分が口臭を予防してくれます。

カナバニンには炎症を抑える作用と膿を抑える作用があり、口内の病気によって引き起こされる歯茎の腫れや出血を抑えるだけではなく、炎症によって悪化した膿も除去してくれます。

また、コンカナバリンAは免疫力を高める働きがあり、免疫力が高まることで口内の細菌のバランスを保ち、歯周病にかかりにくくしてくれます。

そのため、今現在歯周病で悩んでいる人や、歯周病を予防したいという人にはおすすめの歯磨き粉です。

6.まとめ

今回、この記事でご紹介した事をまとめると、下記のようになります。

  • 歯磨きで改善できるのは生理的口臭と飲食物や嗜好品による口臭の2種類
  • 最低でも1日1回、就寝前に磨く
  • 歯ブラシだけではなく、デンタルフロスやマウスウォッシュも併用するとより効果UP

口臭は少なからず、誰でも発生するものですが、人に不快な思いをさせないために、ぜひこの記事を参考に、明日から歯磨きでの口臭対策をしてみてください!