正しい歯磨きの仕方とは?歯垢を除去するための歯磨き方法をご紹介!

歯磨き 仕方




生まれて初めて自分一人で歯磨きを行った日を覚えていますか?

おそらく覚えていないという方も多いでしょう…!

でも、もしかしたら今行っている歯磨きのやり方が正しいものではないかもしれません。

「歯磨きの仕方を教わった記憶はないけど、普通に磨くだけでしょう…?」

と思っているあなた、必見です!

今回は、正しい歯磨きの仕方について、部分ごとに紹介していき、さらには歯ブラシの選び方もご紹介していきます!

0.歯磨きの目的

そもそも歯磨きという行為は歯垢を除去するために行います。

もちろん、正しい歯磨き方法ではなくても歯垢を除去できれば目的を達成したことになりますので問題はありませんが、歯垢は意外と取りにくい場所にも付着していることが多いです。

また、歯垢をそのまま放っておいてしまうと、虫歯や歯周病になってしまう可能性があります。

歯垢はトラブルの元

歯垢をしっかり除去するためには、正しい歯磨きの仕方を行うのが一番効果的です。

それでは、歯磨きの仕方についてをご紹介していきます。

1.正しい歯磨きの仕方

正しい歯磨きは下記の手順で行っていきます。

効果的な歯磨き方法

まずは歯磨き粉を使用せずに磨き、汚れや歯垢を取り除いていきます。

歯に付着している歯垢や汚れが定着しないように、1本1本丁寧にブラッシングをしていきましょう。

その後、歯磨き粉を1/2~1/3程度つけて歯を磨き、歯磨き粉の薬効成分を歯の隅々まで行き届かせていきます。

最後に水でうがいをして終了ですが、この時にうがいをしすぎると歯磨き粉の薬効成分まで流れてしまいますので、1回につき15ml程度の少量の水でうがいをしていきます。

歯磨きの手順としてはこのようになってしますが、もう少し細かい部分をご紹介していきます。

2.正しい歯磨きの仕方~部分編~

今回は下記のような部分をご紹介していきます。

  • 前歯
  • 奥歯
  • かみ合わせ面
  • 一番奥の歯の奥

基本的には歯ブラシは細かく動かし、1~2歯ずつ、20回程度磨いていくのがよいでしょう。

前歯

前歯は歯ブラシを縦にし、1本1本丁寧に磨いていきます。

この時に、歯ブラシのつま先(先端)やかかと(根本)を使って丁寧に磨きましょう。

前歯の磨き方

前歯に関しては表も、裏も、同じ磨き方で問題ありません。

奥歯

奥歯の表側を磨く際は、まず口と閉じて頬を磨く側に軽くずらし、歯ブラシで一番奥から手前に掻き出すように磨いていきます。

奥歯の表の磨き方

奥歯の裏側に関しては、口を開き、歯と歯肉の間に歯ブラシをななめ45度くらいの角度で歯ブラシを当て、細かく磨いていきましょう。

咬合面の磨き方

かみ合わせ面

 

かみ合わせ面は歯垢が付きやすい場所ですので、1本1本丁寧に磨いていくと良いでしょう。

一番奥の歯の奥

見落としがちですが、一番奥の歯の奥もしっかり磨いていきます。

歯ブラシのつま先(先端)を使い、縦・横に動かして磨いていきます。

また、舌の下に歯ブラシを入れ、毛先をななめ45度に向けて細かく磨いていきます。

奥歯の奥の磨き方

この場所は磨きづらいため、歯垢が付着しているという人も多いので特に注意して磨いてください。

以上が細かい歯の磨き方になります。

3.歯ブラシの選び方

歯ブラシを選ぶ際には下記のような点に気を付ける必要があります。

  • ブラシの大きさ
  • ブラシのやわらかさ

歯ブラシは消耗品ですので、毛先が広がってしまったり、コシがなくなってしまうことがあります。

その為、目安として1ヶ月に1度のペースで歯ブラシを変え、常に清潔な歯ブラシを使いましょう。

ブラシの大きさ

ブラシは大きさの目安としては上の前歯2本分に収まる程度の大きさが良いでしょう。

ブラシの大きさ

特に、奥歯までしっかりと磨きたい!という人は奥まで届かせるために小さめのものの方が良いです。

しっかりと歯を磨くためには、歯ブラシのつま先(先端)やかかと(根本)を使っていきますので、自分のサイズに合うものをしっかり選びましょう。

ブラシのやわらかさ

ブラシのやわらかさは「ふつう」もしくは「やわらかめ」を選びましょう。

「かたい」を選んでしまうと、歯磨きをした際に歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

ですので、歯や歯茎を傷つけずにしっかりと磨くためにも、「ふつう」「やわらかい」のどちらかを選びましょう。

4.しっかりと歯垢を除去するために…

しっかりと歯垢を除去するためには、歯ブラシで歯を磨いた後に、デンタルフロスや歯間ブラシを使います。

歯ブラシを使用した歯磨きだけで取れる歯垢は全体の約60%と言われており、歯垢のたまりやすい歯と歯の間や、歯と歯茎の間などの歯垢を落とすのは難しいです。

しかし、歯間清掃をきちんと行うことで、全体約80%以上の歯垢を落とすことができるため、虫歯や歯周病などの可能性も少なくなります。

5.まとめ

今回この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。

  • まずは歯磨き粉を付けずに磨き、その後に歯磨き粉を付けて磨き、うがいをしすぎない
  • 歯ブラシは細かく動かし、1~2歯ずつ、約20回ほど磨く
  • 歯磨き後はデンタルフロスや歯間ブラシ等で歯間清掃を行う

日々の歯磨きの積み重ねによって虫歯や歯周病だけではなく、口臭などの予防にも繋がります。

もしも歯磨きが足りてないかも…という方はこの記事を参考に、明日からの歯磨きのやり方を変えてみてはいかがでしょうか?