歯磨きにまつわる”時間”を徹底解説!歯磨きと時間の正しい知識とは

歯磨き 時間 アイキャッチ




毎日の歯磨きと時間について、あなたはどんなことを考えているでしょうか?

「1回の歯磨きってどのくらいの時間をかけてやったらいいんだろうか?」
「歯磨きに最適な時間帯ってあるのかな…??」
「食後、どれくらいの時間が経ってから歯磨きするのがいいんだろう…」

こんな疑問が浮かんだという人も少なくないと思います。

そこで、今回、この記事では歯磨きにまつわる「時間」についてを詳しくご紹介していきます。

正しい歯磨きを行う事で、虫歯や歯周病にかかるリスクを減らすことができますので、ぜひ読んでみてください。

0.歯磨きの目的

そもそも歯磨きの目的はプラーク(歯垢)を除去することです。

毎日の歯磨きでプラークを除去しきれずに、口内に残ったままにしてしまうと、それが細菌のエサとなり、歯茎の腫れや虫歯、歯周病を引き起こす原因となってしまいます。

ですので、歯磨きにまつわる時間をご説明する前に、歯磨きの目的をしっかりと意識してください。

1.1回の歯磨きにかけるべき時間

1回の歯磨きにかけるべき時間に明確な答えはありませんが、どんなに丁寧に行ったとしても、およそ8分以上はかかる可能性が高いです。

0章でご紹介した通り、プラークを除去するという目的のために歯の1本1本を丁寧に磨いた場合、歯磨きの上手な人でも8分はかかってしまいます。

意識して磨く場所

もちろん、歯に付着しているプラークを除去するのに時間がかかる場合もあるので、8分以上かかることも多いですが、長時間の歯磨きはあまり意味がありません。

例えば、8分でプラークを除去しきった後では落とすものがなく、それでも歯磨きを続けていると、逆にブラッシングで歯茎を傷つけてしまう可能性もあります。

そのため、目安としては8分前後で歯磨きを行い、プラークを除去できているかいないかで、その時間を長くしていく方が良いでしょう。

2.何時に歯磨きをしたほうが良いのか

歯磨きをするのに最適な時間帯はありませんが、理想としては毎食後、歯磨きを行うのが良いでしょう。

毎食後に歯磨き

ただ、人によっては忙しい時間帯だったり、生活の関係上、毎食後に歯磨きができない!という人も多くいます。

そこで、重要になってくるのが就寝前の歯磨きです。

眠っている間は口内の洗浄・自浄作用を持つ唾液の分泌が少なくなるため、細菌が繁殖しやすい環境になってしまうのですが、就寝前にしっかりと歯を磨いておくことで、細菌の繁殖を防ぐことができます。

ですので、「何時になったら歯を磨こう」というのはあまり決めずに、まずは「食べたら歯を磨こう」にするのが良いでしょう。

3.食後に歯磨きをするタイミング

食後に歯を磨くタイミングとして、食べ終わってから30分以上経過した後に歯を磨きましょう。

理由としては歯の再石灰化があげられます。

再石灰化とは唾液によって歯を修復する作用の事で、そもそも歯に付着したプラークが酸を作り、歯のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け、初期虫歯のように部分的に空洞になってしまいます。

しかし、唾液がカルシウムやリン酸を運び再石灰化を行うことで、自然治癒していくのですが、再石灰化が完了する時間が最短で30分と言われています。

脱灰と再石灰化

そのため、食後に歯を磨く時間としては、30分経った後に行うのが良いでしょう。

4.まとめ

今回、この記事でご紹介した事をまとめると下記のようになります。

  • 1回の歯磨きにかける時間は8分前後
  • 歯磨きする時間は毎食後が理想(できない場合は就寝前を丁寧に行う)
  • 食後に歯磨きする時間は30分以上経過してからが良い

今回ご紹介した時間に関してはあくまでも目安であり、歯磨きの目的はプラークを除去するというところにあります。

ですので、今回ご紹介した内容を参考に、しっかりと口内環境を清潔にするための歯磨きを行っていただければと思います!