インビザライン矯正の中でも、アタッチメントはものすごく重要な役割をしています。
インビザラインで矯正を行っている人のほとんどが知っているアタッチメント、医師によってはアタッチメントが治療のキモだ!と考えている人も少なくありません。
しかし、アタッチメントを付ける場所や個数によっては、「早くアタッチメント外したいな~」と思いながら治療を続けている人もいるかと思います。
そこで今回は、インビザラインのアタッチメントについて、装着する期間や外し方など、アタッチメントに関する期間を中心に、ご紹介していきます。
アタッチメントは、インビザラインで治療するうえで避けては通れないといっても過言ではありませんので、ぜひこの記事を読んで知識をつけてください!
0.そもそもアタッチメントとは?
アタッチメントとは、樹脂(レジン)でできた突起物のようなものを指します。
アタッチメントは歯とアライナーをとの接地面積を増やすために使用されるもので、その個数や形などは人によって違いますが、歯に直接接着されます。
アタッチメントの概要については、下記記事でご紹介していますので、知らないという方はまずはこちらをお読みください!
「インビザラインのアタッチメント|基礎知識や効果、痛みについて」
1.アタッチメントを装着する期間
アタッチメントを装着する期間は、早ければ2枚目のアライナーから治療終了までの期間になります。
アタッチメントは歯の移動をスムーズに行うために取り付けますが、どこの歯を動かすかによって装着する個数なども変わってきますので、アタッチメント装着のタイミングは人によって差があります。
しかし、アタッチメントを除去は、基本的には治療が終わるときになりますので、最後のアライナー後になります。
その為、治療の初期に装着したアタッチメントは治療が終わるまでは装着したままだと考えてください。
2.アタッチメントの個数
アタッチメントは一般的に7個~15個ほど装着されます。
そもそもアタッチメントにはいくつかの種類があります。
また、その大きさや形もいくつかあり、〇や△、□などの形で大きさが変わってきます。
そして、装着する部位に関しても、症例によって変わってきますので、必ず〇個装着する等、断言することができません。
その為、自分がインビザラインを行うにあたりアタッチメントをいくつ装着する必要があるかは、歯科医師に判断してもらう必要があります。
3.アタッチメントのメリット・デメリット
アタッチメントを装着する際のメリットやデメリットを簡単に表にするとこのようになります。
メリット | デメリット |
・歯の移動を助けてくれる | ・目立つ場合がある ・痛みを感じる場合がある ・食事がしにくくなる |
メリットとしては歯の移動を助けてくれるという部分しかありませんが、このメリットが非常に重要になります。
しかし、デメリットとして一番大きいのは目立つ場合があるというところです。
インビザラインは目立ちにくいという特徴がありますが、アタッチメントを前歯に装着すると目立ってしまう可能性があります。
ただ、審美的に心配という場合は歯科医師の方と相談すればアタッチメントを装着しないまま治療を進めることができる可能性もありますので、そういう場合は一度相談してみてください。
アタッチメントを前歯に装着したときの事を紹介している記事がありますので、こちらも参考にしてみてください。
「インビザラインのアタッチメントを前歯につけると目立つ!」
また、アライナーのフィット感が増すことから、痛みを感じる場合や、アタッチメントは歯に直接接着するため、食べ物がまとわりついて食事がしにくいなどのデメリットもあります。
4.アタッチメントの外し方
アタッチメントを外す場合は、歯科医院で特殊な機械を使い、歯を研磨して外します。
実際に外すときの雰囲気はこのようになります。
引用元:https://ameblo.jp/yyyama39/entry-12354969410.html
写真だけ見ると、歯も削れてしまいそうな装置ですが、機械の先端には歯が削れない素材がセットされているため、アタッチメント除去により歯が削れる心配はありません。
ですので、より安全に外すために、歯科医院で除去してもらいましょう。
ただ、食事等で勝手にアタッチメントが外れてしまう場合も少なくありません。
そういった場合、同じ個所にアタッチメントを再度付け直す必要があり、1つや2つ外れた程度ではそれほど治療に支障をきたすわけではありませんが、なるべく早めに再装着する必要があります。
5.まとめ
今回この記事でご紹介させて頂いたことをまとめると、下記のようになります。
- アタッチメントを装着する期間は早くて2枚目のマウスピース~治療終了まで
- 症例によってアタッチメント装着開始タイミングは異なる
- 治療期間が終了したタイミングで、特殊な期間を使いアタッチメントを除去できる
アタッチメントは、矯正を問題なく進めるためにも重要なアイテムとなります。
もちろん、絶対に装着しなければいけない訳ではありませんが、できれば装着するに越したことはありません。
ですので、アタッチメントを装着する期間や、装着する部位、個数などを確認してから医師と相談して決めましょう。