八重歯のチャーミングな人、あなたは好きですか…?
日本ではチャームポイントとして比較的人気のある八重歯ですが、実は海外ではドラキュラのイメージと重なり、醜いとされているものだとか…
しかし、日本では人気のある八重歯でも、自分ではあまり好きじゃないから矯正したい…!という人も少なくありません。
そこで、今回はインビザラインに焦点を当て、そもそも八重歯はインビザラインで矯正できるのか?というところから、叢生や乱杭歯などの八重歯についてなど、インビザラインと八重歯についてをご紹介していきます!
八重歯でお悩みの方はぜひ最後までお付き合いくださいーーー!
Contents
1.八重歯はインビザライン矯正で矯正できる?
八重歯がどのような状態なのか等、個人差はありますが、インビザライン矯正で八重歯を治療することは可能です。
そもそも、八重歯を治療する方法としては以下の3つがあります。
- 抜歯が必要な場合
- 抜歯が必要ではない場合
- 抜歯は必要ないが歯を削る必要がある場合
それぞれご紹介していきます!
抜歯が必要な場合
八重歯の状態がきついと、八重歯の隣の歯(小臼歯)を抜き、そのスペースを活用し八重歯を移動させることで矯正することが可能です。
八重歯がきつい状態で抜歯を行わずに歯列矯正を行った場合、歯の移動がうまくいかずに出っ歯になってしまうケースもあります。
それを防ぐためにも、八重歯の状態によっては抜歯をした方が良いでしょう。
ちなみに、抜歯を行う事で歯並びが良くなるだけではなく、かみ合わせの改善、虫歯や歯周病になりにくくなるなどのメリットが多数あるため、悪い事ばかりではありませんよ!
抜歯が必要ではない場合
八重歯の状態がゆるやかなものだと、抜歯をせずインビザラインのみで矯正を行うことが可能です。
そもそもインビザラインは多くの歯に一定の力をかけることができるので、歯列を広げる矯正治療を得意としています。
その為、あごの側面に歯列を広げることで、抜歯をせずにマウスピースのみの矯正治療で八重歯を治療することができます。
抜歯は必要ないが歯を削る必要がある場合
抜歯はせずに歯を若干削り、その後インビザラインで矯正治療を行う事で八重歯を矯正することができます。
「削る」といっても、歯の表面にあるエナメル質を0.5mm程度削るだけですので、痛みはなく、削ることによって歯の病気になるなどの弊害もありません。
例えば6本の前歯を0.5mmずつ削ると、0.5mm×6本=3mmのスペースができます。
そのスペースを有効に使いインビザラインで歯列全体を矯正することで、抜歯をせずに歯列矯正を行う事ができます。
2.八重歯の中でも多い症状
八重歯の中でも、叢生(そうせい)と呼ばれる症状である人は少なくありません。
叢生とは、歯の大きさやあごの大きさの違いによって起こる不正咬合の一つで、歯がしっかり並びきることができずに、互い違いに生えてしまった結果、歯並びがガタガタになってしまう症状の事です。
叢生は別名で乱杭歯(らんぐいば)と呼ばれることもあります。
かなり重度の叢生であってもインビザラインによる矯正治療は可能で、歯科医院によっては抜歯せずに治療することもできます。
そもそも八重歯のインビザライン矯正は歯科医師の中でも、「限られた症例しか矯正できない」と断言する人がいる場合もありますので、叢生の治療法や抜歯についても歯科医師の中で意見が分かれるかもしれません。
3.マウスピースだけでは矯正できないことも…
インビザラインのようなマウスピース矯正だけでは八重歯が矯正できないこともあり、その場合は下記の治療法が有効です。
- マウスピース矯正とワイヤー矯正の併用
- ワイヤーのみの裏側矯正
こちらも一つずつご紹介していきます!
マウスピース矯正とワイヤー矯正の併用
歯科医院によってはインビザライン矯正だけでは治療ができないと判断した場合、ワイヤー矯正とインビザライン矯正を併用して行う方法を提案してくれる場合もあります。
矯正方法としては、まずはワイヤー矯正で大きく歯を動かし、良い位置になったところでインビザラインを使用し、細かく位置を調整していきます。
ワイヤーのみの裏側矯正
この方法はインビザラインのようなマウスピースを使用せずにワイヤーを前歯の裏側に装着し、ワイヤーのみで八重歯の矯正治療を行う方法です。
ワイヤーによる矯正治療の特性として、インビザライン矯正と違い他人に気付かれやすく、食事もしにくいなどのデメリットもありますが、その反面、歯を大きく動かせるため、どんな症例でも対応が可能です。
実際、マウスピース矯正と値段の方も大きな差はなく、昔からある効果的な治療法という部分で、芸能人でも裏側矯正を行っているという人も少なくありません。
インビザライン矯正とワイヤー矯正の違いについては下記記事で詳しくご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください!
「インビザライン矯正とワイヤー矯正を徹底比較!どちらが良い矯正?」
ちなみに、ワイヤー矯正はインビザラインに比べると、どうしても目立ってしまう反面、歯を大きく動かしたりできるから便利ですよ。
ただ、細かい位置の調整はインビザラインの得意分野なので、インビザラインとワイヤーの併用や、ワイヤーのみで矯正治療を行う場合でも歯科医師としっかり相談しながら行いましょう!
4.まとめ
今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。
- 八重歯はインビザラインで矯正できる
- 症例によっては抜歯をせずにインビザラインのみで矯正を行える
- 矯正治療を受ける歯科医院によってはインビザラインでの矯正は難しいと判断される場合もある
インビザラインのような目立たない矯正治療によって、八重歯などの目立つ部分も気付かれずに矯正することができれば最高ですよね!
八重歯で悩んでいる方は今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ歯科医師と相談してみてはいかがでしょうか?