インビザラインで使うマウスピース、1枚で治療全てを行う事はできないのを知っていますか?
インビザライン矯正治療に使用するマウスピースを「アライナー」と呼ぶのですが、1回の治療に対してアライナーを複数枚使います。
しかし、実際どれくらいの枚数を使用して治療するものなのでしょうか…?
「たぶん、20枚前後とかなのかなあ…?」
「結構大幅に歯を動かしたいからたくさん使いそうな気はするけど…」
こんな疑問を解決すべく、今回はインビザライン治療に使うアライナーの数について、その枚数や枚数に関する情報をご紹介していきます!
1.インビザラインに使うアライナーは何枚くらい?
結論から言うとインビザライン治療に使うアライナーの枚数は個人によって差があります。
理由としてはどれだけ歯を移動させるのかという移動距離によって必要枚数が変わってくるからです。
つまり、自分の今の歯の状態と理想の歯の状態は人それぞれですので、その部分で枚数に差が出ています。
ちなみにアライナーの数は大体7~80枚前後となってるんだけど、100枚以上使用するという人もざらにいるそうです。
2.アライナーの数によって治療期間がわかる
治療を開始する際に医師の方に立ててもらう治療計画によって、治療期間について知ることができますが、アライナーの数によっても治療期間を知ることができます。
そもそもインビザライン矯正は、アライナー1枚で2週間の矯正を行い、2週間ごとにアライナーを交換しながら徐々に歯を動かしていくような治療法です。
つまり、インビザライン矯正の治療期間は下記のような計算式で計算することができます。
例えば、アライナーの数が52枚という人の場合だと、下記のような計算式になります。
ただし、インビザライン矯正治療後に後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を2~3年使う必要があるため、保定期間も含めると治療期間はもっと長くなります。
インビザラインはゆっくり確実に歯を動かしていくので、ワイヤー矯正に比べて時間はかかってしまいますが、理想にかなり近い歯並びになる矯正方法だから、治療期間に関しては仕方ないですね…!
3.アライナーの数はどのように決まる?
アライナーの枚数は、インビザライン矯正治療開始時に知ることができます。
「クリンチェック」という3Dシミュレーションソフトを使い、シミュレーションを見ながらどのくらいの枚数が必要なのかを判断していきます。
ちなみに、クリンチェックで表示される3Dシミュレーションはこのように見ることができます。
引用元:医療法人 スワン会
クリンチェックで作成されたシミュレーションをもとに、医師が治療計画やアライナーの数を決定し、実際に治療に入っていくという流れになっています。
ワイヤー矯正と違い、この3Dシミュレーションによってあらかじめ治療期間や歯の動く様子などを知ることができるため、不安なく治療をスタートすることができるというのもインビザライン治療の大きな特徴の一つです!
インビザライン以外のマウスピース矯正の場合は3Dシミュレーションによる計画を立てられない場合が多いから、マウスピースで歯列矯正を行いたいのであればやっぱりインビザラインがおすすめだよ!
4.まとめ
今回この記事の内容をまとめると下記のようになります。
- アライナーの枚数は7枚~80枚ほどで、100枚を超える場合もある
- アライナーの枚数によって治療日数がわかる
- アライナーの枚数は治療を始める前に知ることができる
アライナーは2週間ごとの交換ですが、歯科医院によってアライナーをまとめてもらうわけではなく、定期的に歯科印で診療を受け、少しずつアライナーをもらいながら行っていきますところもあります。
ですので、まとめて受け取ってしまうとなくすのが怖い…という方は事前に医師と相談してください。