口臭は食べ物で予防できる?口臭予防に良い・悪い食べ物をご紹介!

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ふとした時に気になる口臭、予防や改善をするためにあなたはどんなことをしていますか?

その対策として歯みがきだったり、うがいだったりが多いかと思いますが、実は普段の食べ物でも口臭を予防することができるんです!

「でも、物を食べるから口がにおうんじゃないの…?」
「食べ物で口臭が良くなるならいいけど、なかなか信じられないなあ…」
「普段なかなか買わないような食べ物を紹介されても、食べられないなあ…」

このように考えている人も少なくないと思います。

そこで今回は、口臭を予防するような食べ物や、逆に口臭を促進してしまう食べ物など、口臭と食べ物についてをご紹介します!

スーパーやコンビニで買えるような食べものも多くありますので、口臭で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

0.唾液の効果

食材を紹介する前に、実は唾液には口の中を洗浄・自浄してくれる作用があることを知っておいてください。

唾液はにおいのもとであるバクテリアの繁殖を抑えてくれる役割があるのですが、唾液が少ない空腹時や起床時、緊張時などに口臭は発生しやすいのです。

つまり、食べ物によって口臭を抑えるためには、唾液を分泌することが重要で、そのために大前提として“よく噛んで食べる”ことをおすすめします。

それでは、口臭を予防するためにおすすめの食べ物をご紹介します!

1.口臭予防に良い食べ物

口臭予防に良い食べ物としては、下記のようなものがあります。

  • すっぱい物
  • 生野菜
  • フルーツ
  • ガム
  • 緑茶

すっぱい物

すっぱいもの

梅干しやレモン等の酸味のあるものは、唾液の分泌を促す効果があるため、口臭を予防してくれます。

イメージしてもらえばわかりやすいかと思いますが、梅干しやレモンを食べたときに、すっぱさで唾液が出てくる気がしませんか?

実はこのイメージ通りで、すっぱい物を食べた際に出てくる唾液が、バクテリアの繁殖を抑え、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物の発生を抑えてくれます。

生野菜

生野菜

サラダなどの生野菜はしっかりと歯ごたえ、噛み応えがあるものが多く、生野菜を食べることで口臭を抑えることができます。

しっかりと噛んで食べることにより、唾液の分泌量を増やしてくれます。

また、食物繊維には便通を促し、体内に上がってくる悪臭のもとを排出してくれる働きもあります。

ですので、口臭だけではなく、他のにおいも抑えてくれる効果があります。

フルーツ

フルーツ

フルーツに含まれる成分には、たんぱく質分解酵素を持っているものがあるため、口臭を予防してくれる働きがあります。

口臭の原因の一つとして、舌の上に付着している白や黄色の舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れがあり、舌苔はたんぱく質でできています。

その為、フルーツに含まれる成分によってたんぱく質である舌苔を分解し、口臭を抑えてくれます。

特に、キウイやパイナップルがおすすめで、あまり日常的ではありませんがパパイヤなどにも効果があります。
ただ、フルーツには糖分があり、糖分を多く含むものは口臭発生リスクもありますので、食べた後は必ず歯を磨きましょう。

ガム

ガム

ガムを噛むことで顎を使い、唾液を分泌させる働きがあるため、口臭を予防してくれます。

ガムを噛み、口の中を唾液で潤すことができるので、一番手っ取り早く口臭を防いでくれます。

しっかり噛めるガムの方が良いので、やわらかいガムよりは固いガムの方が唾液も分泌され、口臭を消してくれるでしょう。

緑茶

緑茶

緑茶に含まれる「カテキン」には殺菌作用があり、緑茶を飲むことでバクテリアなどの口内細菌の繁殖を抑え、口臭を予防してくれます。

ただし、注意点として、緑茶には「カフェイン」が含まれており、「カフェイン」には利尿作用があります。

その為、飲みすぎてしまう事で口の中が乾燥してしまい、逆に口臭を発生させてしまう可能性があります。

ですので、飲みすぎには注意してください。

以上が口臭予防に良い食べ物になります。

それでは逆に、口臭を促進してしまう食べ物についてご紹介します。

2.口臭を促進してしまう食べ物

口臭を促進してしまう食べ物には下記のようなものがあります。

  • 肉、大豆、乳製品
  • ニンニク、ネギ類
  • アルコール、コーヒー

肉、大豆、乳製品

肉大豆乳製品

肉や大豆、乳製品はたんぱく質を多く含む食材で、このたんぱく質はバクテリアに分解されると、口臭のもととなってしまいます。

また、ロースやばら肉などの脂肪分の多い肉を食べると胃腸を弱めてしまい、胃腸の不良から来る口臭を発生させてしまう可能性もあります。

ですので、食べすぎないように注意しましょう。

ニンニク、ネギ類

ニンニク、ネギ類

にんにくやネギ類はそれ自体が強いにおいを発しているため、食べた後は口臭がしてしまいます。

これは「アリシン」という化合物が原因で、調理の過程で食材に含まれる酵素の作用により、アリシンが発生し、独特のにおいとなります。

アリシンによる口臭は肺から出るにおいですので、歯磨きや口臭ケアでも消すことは難しいですが、一時的なものですので、時間と共に口臭も収まっていきます。

アルコール、コーヒー

アルコール、コーヒー

アルコールやコーヒーも口臭を発生させる原因の一つとなります。

コーヒーもお酒も、唾液の分泌量を低下させてしまう飲み物で、特にコーヒーはその苦みにより口の中を酸性にするので、口臭発生リスクがかなり高いです。

ただ、これも肺から発生しているにおいですので、時間の経過と共に減少する一時的なにおいに過ぎません。

3.まとめ

今回この記事でご紹介した内容は下記のようになります。

  • 口臭を抑えるためによく噛んで食べ、唾液を分泌する
  • 噛む必要のあるものか、食材に含まれる成分によって口臭は抑えられる
  • 逆ににおいの原因にもなる食べ物もある

今回ご紹介した口臭予防におすすめの食べ物は、すべて口内トラブルが原因の口臭に対して効果があります。

口臭にはいくつか原因がありますので、食べ物では口臭を予防できない場合もあります。

そのため、歯磨きやデンタルフロスを欠かさず行い、普段の生活から口臭を改善してきましょう!