インプラントの保険適用について｜少しでも安く治療を受けよう！

歯を失ってしまった人が行う治療であるインプラントですが、その値段は正直安いとは言えません…。

しかし、代替できるブリッジや入れ歯などに比べると、やはり効果の程も高く、様々な面で安心なのは事実ですし、できれば安い値段で治療を受けたいですよね…！

「安ければそれはいいけど、安かろう悪かろうはやっぱり嫌だ…」
「インプラントって健康保険が適用される…のかな…？」

など、かかる治療費から来る不安も少なくないと思います。

そこで今回は、インプラントの治療費を少しでも安くするために、健康保険が適用されるのかどうかというところから、インプラント治療の相場、さらにはインプラント治療を少しでも安く受けるためのテクニックなどをご紹介します！

インプラント治療を受けたいと考えている方、ぜひこの記事を読んでみてください！

０．そもそもインプラントとは？

インプラントは歯を失ってしまった部分1本1本に対して人工歯根を埋め込み、その上から歯冠を装着していくので、自分の歯とほぼ同様の力でしっかりと噛むことができます。

インプラント治療を受けることによって下記のような効果を得ることができます。

• 自分の歯と変わらない感覚で物を噛める
• 審美性が上がる
• まわりの歯を傷つけずに歯を取り戻せる

インプラントに関しては下記記事でもご紹介していますので参考にしてみてください。
「インプラントとは？インプラントの基礎知識をわかりやすくご紹介！」
「インプラントの5つのメリットと5つのデメリットを徹底解説！」

１．インプラントは健康保険が適用される？

結論から言えば、インプラントには健康保険が適用されません。

厳密に言うと、適用される場合もありますが、条件がかなり狭く一部の人にしか適用されません。

インプラント治療にて健康保険が適用されるケースには下記のような条件があります。

つまり、かなり重度のケースでなければ健康保険は適用されません…。

また、インプラントの保険治療が行える医療機関に関しても条件があります。

医療機関に関してはこれをすべて満たしている医療機関でなければ保険治療を行う事ができませんので、一般の開業医ではかなり難しく、歯科大学や歯学部のある大学病院の歯科・口腔外科などが当てはまるのではないでしょうか。

２．自由診療のインプラント治療にかかる値段の相場

インプラントの値段の相場として、1本およそ30万円～50万円と言われています。

そもそも自由診療とは、診療を受ける人と、診療を行う医療機関との間で自由に個別の契約を行って治療を始めることができるため、その値段は医師が自由に決定することができます。

その為、同じ医療機関でも人によって、どのような歯の状態であるか、インプラントを装着する部位や装着する人工歯の種類、手術の難易度によっても値段が変わってきます。

また「1本○○万円！」と書いてあっても、それがインプラント本体と手術代のみなのか、治療にかかる総額かなども医院によって違いますので、インプラント治療を始める前にいくつかの医療機関に相談してから決めましょう。

３．インプラント治療を安く受ける方法

インプラント治療にかかる費用を少しでも安くするために、医療費控除を使う事をおすすめします。

医療費控除とは1年間(1月1日～12月31日)に10万円以上(年収によっては10万円以下)の医療費を支払った場合、かかった医療費と総所得金額に応じて所得税が減額される制度です。

「医療費」に含まれるものとしては以下のものがあります。

• 検査料
• 施術料
• 通院までの交通費
• 薬にかかった費用

これらの領収書や明細を保管し、税務署に申告することで所得税を還付してもらえます。

還付される金額は下記の計算式で出すことができます。

注意点として、会社に勤めているサラリーマンの方は通常、会社で年末調整を行ってもらえるので、確定申告をする必要はありませんが、医療費控除は年末調整の対象外となるため、控除を受けるために自分で確定申告を行う必要があります。

ですので、インプラントを受ける際は自分で確定申告を行うことで、医療費控除を受けることができます。

４．まとめ

今回この記事でご紹介したことをまとめると下記のようになります。

• インプラント治療は保険適用されるが、その条件は狭く、適用されるケースは重度の症状に限る
• 自由診療のインプラントにかかる費用の相場は30万円～50万円
• インプラント治療を受ける際は必ず医療費控除を使おう

保険適用外のため、高額にはなってしまいますが、それに見合うくらいの効果を得ることができるインプラント。

ぜひこの記事を参考に少しでも安くインプラントができると良いと思います！