インプラントの5つのメリットと5つのデメリットを徹底解説!

インプラント メリット デメリット アイキャッチ




歯を失ってしまった人、もしくは失ってしまうかもしれないという人にとって、どのように治療するかは迷うと思います。

入れ歯やブリッジ、インプラントなど考えられる選択肢はいくつかありますが、そのメリットやデメリットを知らないと決められないですよね…!

そこで今回はインプラントに焦点を当て、そのメリット・デメリット、またブリッジや入れ歯との違いを詳しくご紹介していきます!

  • ブリッジを友人から勧められたんだけど何が良いのだろう?
  • インプラントを考えているんだけどきちんと知っておきたい!

という人も是非今回の記事を読んでみてください!

1.インプラントのメリット

インプラントのメリットには以下のようなものがあります。

  • しっかりと噛むことができる
  • まわりの歯を傷つけない
  • 審美性が上がる
  • メンテナンスをしっかりと行えば一生使える
  • 顎の骨が痩せるのを防げる

それでは一つずつお話していきますよ!

しっかりと噛むことができる

インプラントは歯を失ってしまった部分1本1本に対して人工歯根を埋め込み、その上から歯冠を装着していくので、自分の歯とほぼ同様の力でしっかりと噛むことができます。

インプラントとは

ブリッジや入れ歯の場合、もともとある歯に負荷がかかりどうしても咀嚼する力が落ちてしまうために食事をするのに苦労することが多くあります。

しかし、インプラントであれば自分の歯とほぼ変わらない感覚で咀嚼することができるので、食事を楽しむことができます。

まわりの歯を傷つけない

インプラントを装着する際に周りの歯を削ったりはしないので、天然歯はそのままに、新しい歯を装着することができます。

インプラントは人工歯根の上に歯冠をはめ込むような形で新しい歯を手に入れることができます。

そのため、周りの歯を一切傷つけることがないので、ブリッジや入れ歯のようにまわりの歯の寿命を削ってしまうことはありません。

審美性が上がる

インプラントは自分の好みの歯の色を選んで装着できるため、審美性が上がり、白く美しい歯にすることができます。

インプラント自体は1本から対応可能ですが、1本だけ白すぎてしまうとそれだけ色が浮いてしまって逆におかしいことになってしまいますよね…

ですので、周りの歯の色に合わせた色を選ぶことができ、結果として審美性が上がります。

メンテナンスをしっかり行えば一生使える

適切なメンテナンスをきっちりと行う事で、そのインプラントは半永久的に使用することができます。

メンテナンスには自宅で行うものと、歯科医院で行うものがあり、どちらも定期的に行う必要があります。

メンテナンス

インプラントで一番重要なのはこのメンテナンスと言っても過言ではなく、歯科医院でのメンテナンスは3~4ヶ月に1回は行うようにしましょう。

顎の骨が痩せるのを防ぐ

インプラントは本来歯がある場所にそのまま人口の歯を植えるので、顎の骨が痩せることなく咀嚼を行うことができます。

ブリッジや入れ歯の場合、噛み合わせに使用する力が必然的に弱くなってしまい、その結果顎の骨が痩せていってしまうことがあります。

しかし、インプラントなら歯があった時の同じ力で噛むことができるので、顎の骨にかかる力も従来通りです。

つまり、衰えることなくなり、健康を維持することができます。

以上がインプラントによる5つのメリットになります。

2.インプラントのデメリット

インプラントのデメリットには以下のようなものがあります。

  • 手術が必要
  • 治療費用が高額
  • 治療期間が長い
  • メンテナンスが必要
  • 身体状況によってはインプラント治療を受けられない

それではこちらも一つずつ解説していきます!

手術が必要

人工歯根を歯の骨に埋入させる必要があるため、インプラント治療を行う際には外科手術が必要になります。

手術には1回法と2回法があり、1回で人工歯根とその上につけるアパットメントを同時につけてしまうのが1回法、1回目は人工歯根を付け、2回目の手術でアパットメントを付けるのが2回法です。

1回法と2回法の違い

ブリッジや入れ歯は外科手術を必要としませんので、これはインプラントの大きなデメリットの一つと言えるでしょう。

治療費用が高額

インプラントは保険適用外の自費診療となっているため、治療費用がかなり高額です。

そもそも施術を行う歯科医院が自由に値段の設定を行えるので、一概にどのくらいかかると明言はできませんが、治療費用の相場としては1本30万円~50万円ほどかかる可能性があります。

支払い方法によっては一度の負担を減らすことはでき、保険適用外ではありますが医療費控除の対象となっておりますので、インプラントを受ける場合はそれらも必ず視野に入れましょう

~医療費控除とは?~

医療費控除とは1年間に支払った医療費が10万円以上だった場合、医療費と総所得金額に応じて所得税が減額されるという制度です。

控除金額の計算方法は下記のようになります。

医療費控除

治療期間が長い

インプラントはどこの部分に埋入したかにもよりますが、治療期間が3ヶ月~6ヶ月以上とかなり長いです。

理由としては、埋め込んだ人工歯根と骨が結合するまで時間がかかるためです。

手術自体は数時間で終わりますが、きちんと定着するまでは定期的に歯科医院に通う必要があります。

メンテナンスが必要

インプラントだけに限ったデメリットではありませんが、メンテナンスが必要になります。

メリットの部分でもご紹介しましたが、きっちりとメンテナンスを行うことで半永久的に使うことができますので、自宅でのメンテナンスや歯科医院でのメンテナンスは欠かさず行いましょう。

ちなみに、メンテナンスにかかる費用も保険適用外となっております…。

身体状況によってはインプラント治療を受けられない

インプラント治療を受けられない身体状況には下記のようなものがあります。

インプラント治療を受けられない人

この中には禁忌ではないものもありますが、該当する人はインプラント治療を避けたほうが良いでしょう。

3.ブリッジ、入れ歯との比較

インプラントと比べられる治療法としてブリッジ、入れ歯があり、それを簡単に比較したものが下記になります。

比較表

インプラントと比べると治療が簡単で費用も安く済むブリッジと入れ歯ですが、やはりそれなりに問題はあるようです。

自分の状態や環境などをきちんと歯科医師と相談してどの治療法が良いかを決めるのが良いでしょう。

4.まとめ

今回ご紹介した内容をまとめると下記のようになります。

  • インプラントは元の歯と変わらないくらいの強度を持つ歯を取り戻すことができる
  • 外科手術が必要で、手術費用も高額というデメリットがある

メリットとデメリットが分かれば迷いもなくなると思うので、ぜひこの記事を参考にしてみてください!